日本共産党山口県豪雨被害対策本部会議開く
県独自の上乗せ制度の創設を
仁比参議院議員も参加し会議開く
七月二七日、党県豪雨被害対策本部会議が、行われました。会議には、仁比参議院議員、藤本県議らが参加しました。
会議では、国の制度の対象にならない自治体の被災者支援をどう進めるかが話し合われました。
会議で、岡山県美作市災害被災者特別支援制度が報告されました。美作市は、家屋復旧費の二分の一を対象額とし全壊は、三〇〇万円、半壊は一五〇万円、一部損壊は五〇万円を限度額に市が負担する制度を創設しました。
都道府県も国の制度に上乗せする制度を創設しています。 自然災害の対象地域では、大分県などが、被害を受けたすべての世帯を支援の対象としています。また、世帯の被害程度についても、大分・愛知県、宮崎県、鹿児島県が、床上浸水も給付金の支給対象としています。
会議では、山口県に、上乗せ制度の創設を求め、床上浸水などの被害が出た自治体に独自に支援金を支給する制度を創設するよう求めていこうと話し合われました。
藤本県議が床上浸水被害地域を視察
宇部市吉部、山陽小野田市厚狭を視察
藤本県議は、床上浸水の被害が出た地域を視察しました。
まず、宇部市吉部地区です。二十一日、厚東川の支流の埴生川から水が溢れ、数軒の家が床上浸水しました。川を跨ぐ橋から下流の水路が狭隘です。至急拡幅する必要があります。 また、当面、ブロックの欄干が堰となったことにより被害が拡大したと住民の方から要望をお聞きしました。
次に、山陽小野田市の厚狭地区の床上浸水が発生した現場を視察しました。厚狭地区では、二十一日、床上浸水の被害が三〇世帯以上発生しました。
当日は、午前八時頃から桜川が溢れ、浸水被害が始まりました。排水機場が稼働しはじめたのは、九時半頃だと言われています。
また、計画では、三機設置されるポンプが現在までに一機しか設置されていません。
排水ポンプの増設と、桜川の拡幅改修の早期完成が求められます。
中林元衆議院議員らが防府市の豪雨被害を視察
党県豪雨対策本部は、二十三日、防府市の被災現場を視察しました。
視察には、中林よし子元衆議院議員、藤本県議らが参加しました。
まず、国道262号線の被災現場を視察しました。同行した防府市浅田総務部長から、国道の早期復旧を求める陳情を受けました。
次に、特別養護老人ホーム「ライフケア高砂」の被災現場を視察しました。入所者の居場所の確保が必要です。支援体制の確立が急がれます。
浅田防府市総務部長から国道の現場で説明を聞く
一気
みんなの県政をつくる会は、二十二日、藤井県教育長に対して「長門地域の三県立高校の統廃合計画の中止を求める要望書」を提出しました▼ 県教委は、六月県議会・文教警察委員会において、長門地域の大津高校、日置農業高校、水産高校の三県立高校の「再編統合」を「県立高校再編整備計画」に追加する方針を明らかにしました。県教委は、二〇一一年度までに三校の統合を実現したいとしています▼つくる会は、要望書で、長門地域の3県立高校も含め、今後の「再編統合」にあたっては、すべての学校の当事者(父母・教職員、地元自治体、児童生徒、地域住民、同窓会等)が一堂に会して意見や要求を出し合える議論の場を設け、当事者の合意抜きでの実施は行わないことなどを求めました。県教委は、唐突に三校の統合案がまとまった経緯について県民に丁寧に説明すべきです。
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