17日、新年度予算案の概要が発表される
福祉医療制度に負担金導入
私学助成は史上初めての切り下げ
十七日、新年度予算案の概要が発表されました。小学校一・二年での三十五人学級の完全実施や妊婦健康審査に県が助成を新たに行うなど、私たちが要望してきたことが前進したことは一定評価できます。
一方、新年度予算の最大の争点であった福祉医療制度の現状維持は実現されませんでした。当初示された改悪案にあった償還払い制度への移行が撤回されたことはかつてなく広がった県民運動の成果と言えます。しかし、医療費助成制度の完全無料化は、三歳未満児にまで後退しました。三歳以上の子ども・ひとり親・重度障害者には、新たに自己負担金が取られることになりました。
私学助成は、高校の全日制で、前年度比単価で三千五百円の減額となりました。史上初めての切り下げです。
このように県民の暮らし・福祉・教育・医療が切り捨てられようとしている一方で、大型公共事業の拡大に歯止めがかかっていません。特に目立つのは、国体に向けての施設整備と高規格道路の建設です。これら事業にメスを入れて、県民の暮らしを守る予算への組み替えを強く望みます。
藤本県議が4日に一般質問で登壇予定
藤本県議の一般質問は、3月4日(水)の午前10時からの予定です。
質問項目は下記のとおりです。(変更の可能性も有り)
1、新年度予算について
2、景気・雇用対策について
3、米軍岩国基地について
4、上関原発について
5、県立病院の独立行政法人化について
6、高校再編問題について
3月9日(月)午前10時30分から、厚生委員会が開かれ、藤本県議が福祉医療制度問題で質疑を行う予定です。
傍聴をご希望の方は、藤本一規生活相談所
(℡37-4919)までご連絡下さい。
福祉医療制度の維持求める署名提出
一七日、県社会保障推進協議会が、福祉医療制度の現状維持を求める議会請願署名を、一万七千三百五十九筆提出しました。 先日は、県腎友会などが、そして、十九日には、県保険医協会が、福祉医療制度の現行制度維持の署名を県議会に提出しました。合計で、三万筆を超える福祉医療制度の現状維持を望む署名が議会に提出されました。
島田議長に署名を提出する社保協の役員
一気
我が母校―厚狭高の北校舎と南校舎の統合が行われようとしています。それに向け今年度から特別教室棟の新築及び部室の解体が北校舎で行われています。地元の党支部が校舎の統合の話を住民にしてみると、「知らなかった。」「駅から東に伸びる商店街がすたれるのが心配。」「南校舎の歴史の灯を消さないで。」など意見が相次ぎました▼南校舎の歴史は、明治六年にまで遡ります。毛利氏の末裔である毛利勅子さんが、船木に「船木女児小学」を興したのが南校舎の始まりです。地元住民が、「南校舎の歴史を守ってほしい。」と言われるのも頷けます▼私は、北校舎で建設中の特別教室棟の建設現場を見学に行きました。現場は、幸いまだ更地でした。私は、現地に立ってみて、 地元住民の合意が出来るまで、当面、北校舎への特別教室棟の建設工事は、延期すべきだと感じました。
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