議員日誌

和光同塵

 昨日の読売新聞に、特別編集委員の橋本五郎さんのコラムが掲載されていました。テーマは老子と政治。福田首相の座右の銘は、「光而不燿」だとあります。『老子』58章にあるそうです。己に知恵の光があっても、ことさら人にむかって輝かすことはしないという意味だそうです。

 24章には、「跂(つまだ)つ者は立たず、跨(また)ぐ者は行かず」とあるそうです。つま立ちすると、一時的に背は高くなる。しかし、そのような不安定な状態は持続できない。大股で歩くと一時は早く進む。しかしすぐ疲れて長続きしない。橋本さんは、この言葉は、「安倍内閣が想起される」と述べています。

 私が、これだと思ったのは、「和光同塵」でしょうか。56章にあるそうです。「其の光を和らげて、其の塵に同ず」

 己の知恵や才能を世にあらわそうとせず、その光を内に包んで和らげ、世俗の塵に同調する。

 「指導者然と構えて人を見下すような態度をとってはならない。聡明・英知を内に隠しながら衆人の中にとけこみ、囚人と苦楽を共にする。そうすれば知らず知らずのあいだに人々の敬愛を一身に集めるようになるだろう。」と橋本さんは解説しています。

 私は、当然、「和光同塵」とはいきませんが、こうありたいと思える言葉です。

 今日は、朝から、自治会の「ふれあいまつり」です。この言葉を胸に今日も一日を過ごしたいと思います。

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