北京オリンピック、男子100メートル平泳ぎで北島康介選手が、先ほど、世界新記録で、金ダルを連覇しました。北島選手は、インタビューの中で、涙で声をつまらせていました。2連覇のプレッシャーは相当なものだったのでしょう。しかし、北島選手の涙を見て、人間性に触れた思いでした。
男子柔道66キロ級では、内柴選手が、金メダルを連覇しました。今朝の山口新聞には、内柴選手の奥さんのインタビュー記事が載っていました。昨年までの内柴選手を奥さんは、「とりあえず、柔道を続けているという感じだった。練習もちゃんとしてないし、気持ちも入っていなかった。」と評していました。しかし、内柴選手のやる気が復活した背景として、「2年前から柔道整復師の専門学校に通い始め、家事と育児の合間に必死に勉強する妻の後ろ姿も、やる気に火を付けた。」とありました。内柴選手は、家族のために、やる気を取り戻し、昨日の金メダルへとつながったのです。
議員という仕事も4年に一度の勝負という点で、オリンピック選手と共通するものがあるのかも知れません。しかし、議員よりも勝負が一瞬で決まるという点で、その一瞬に対するプレッシャーは議員とは比較にならないのでしょう。そして、舞台は世界ですから。
私も、第一義的には、世のため、人のために議員活動をしているのですが、家族のためという点があることは否めません。また、家族の支えや頑張りに日々、励まされています。内柴選手の奥さんの話を聞いて、私の妻の10年前の様子を思い出しました。私の妻は、一人目の子どもを産んだ後、精神保健福祉士の資格を取るために遅くまで勉強していました。みごと資格を取り、私はその姿に大いに励まされました。また、保育園や学童保育に子どもをギリギリに迎えに行った時には「この子たちも頑張っているんだ。」と胸が熱くなることがあります。子どもたちにはいつも励まされ続けています。
オリンピック選手の頑張りは、今与えられている自身の仕事の大切さを再認識させられます。そして、自身の仕事を丁寧に頑張っていこうという思いにさせられます。
北京オリンピックのドラマはまだまだ続きます。目が離せません。
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