私は、12月8日、一般質問で登壇しました。
今日は、高校再編問題を報告します。
まず、地域説明会やパブリックコメントです。
県立高校再編整備計画前期実施計画一部改定(素案)に対して、5か所の会場で、地域説明会が開催され、11月9日を期限として、パブリックコメントが行われました。
私は「地域説明会やパブリックコメントではどのような意見が出されたのか、意見を受けて素案をどのように見直そうとしているのか」質しました。
木村副教育長は「地域説明会やパブリックコメントでは、『大規模校ばかりではなく、小規模校を残すことも考えてほしい』など、学校の存続を求める
次に、周防大島高校についてです。
繁吉教育長は記者会見で、柳井地域にある周防大島高校が高校再編の対象なのか問われ「同校は元々再編対象ではない。県内で唯一、全国に生徒を踏まえた」と答えたと報じられています。
私は「なぜ、周防大島高校だけ『地域バランス』を考慮されたのか、教育長の説明を求める」と質しました。
木村副教育長は「再編整備については、中学校卒業見込者数の推移や中学生の志願状況、高校生の通学実態などに加え、地域バランスも踏まえ、検討している」と答えました。
次に、熊毛北高校についてです。
今議会に、素案から熊毛北高校の除外を求める請願が、地元4団体から提出されました。請願書には、熊毛北高校をはじめ、地域の小中学校がともに「熊毛学園」という連携教育を行っていることが書かれています。また、熊毛中PTAや地域関連団体の連名で、「熊毛学園」の取り組みを評価し、熊毛北高校の再編計画に賛同できないとする要望書が教育長に提出しました。
熊毛北高校から柳井地域に行く交通手段は限られ、素案が強行されたらJR岩徳線の存続も危ぶまれるとの声が上がっています。
私は、「地域バランスをふまえれば、熊毛北高校を再編統合から除外すべきと考える」と質しました。
木村副教育長は「再編整備については、中学校卒業見込み者数や中学生の志願状況、高校生の通学実態などを踏まえ、地域バランスも踏まえ、検討している」と答えました。
私は、「今議会の文教警察委員会で再編案の説明は行うべきではない」と質しました。
木村副教育長は「『再編整備計画』の案については、適切な時期に文教警察委員会でお示ししたい」と答えました。
私は、「熊毛北高校があっての熊毛学園だ。熊毛高校がなくなろうとしているのに、熊毛地域在住の高校生を集めて、小中学校の生徒と連携教育をしようというのか。再編整備に関わらず、なぜ熊毛北で熊毛学園が継続できるという認識なのか」尋ねました。
木村副教育長は「本県の地域連携教育は、地域における県立高校の有無に関わらず推進してきたところだ、たとえ地元の高校が再編整備の対象になっても、市町教委と連携して、小中学校や地域の実情に応じて、今後も地域協育ネットの仕組みを生かしながら推進してまいりたいと考えている」と答えました。
私は、「熊毛北高校付近から柳井地域に移動しようとする。JR柳井駅に8時に到着しようとしたら、JR島田駅で7時43分の電車に乗車する必要がある。熊毛北高校周辺からJR島田駅に向かうバスの始発は、7時半ころなので、JR島田駅まで移動する公共交通機関がないことが分かった。県教委は、JR島田駅まで移動できるバスを確保する見通しを立ったと地域に説明すべきだ」と質しました。
木村副教育長は「県教委では、高校の通学区域を、県内全域としており、中学生の学校選択にあたっては、本人の進路希望や適性のほか、通学の利便性なども考慮されているものと考えている。生徒の通学の利便性の維持向上を図る必要もあると考えており、毎年、公共交通事業者に対して、運賃や運行ダイヤ、その路線等に関する働きかけを行っている。しかし、今後、中学校卒業者数の減少がさらに見込まれる中、より質の高い高校教育を提供するためには、一定の学校規模の確保をめざした再編整備を着実に進める必要があると考えている。」と答えました。
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