昨日、令和5年度 県・市議会議員と厚南4地区連絡協議会との懇談会が行われ、参加しました。
懇談会の中で、7月28日に、厚南4地区連絡協議会が篠﨑宇部市長に提出した要望書に対する宇部市からの回答が報告されました。
この中から二つ紹介します。
第一は、厚東川の堤防整備です。
厚南4地区連絡協議会の要望は下記の通りです。
「厚東川の堤防は、昭和17年の『周防灘台風』による豪雨により決壊した歴史があり、また近年、記録的な豪雨災害が全国各地で発生していることからも、地域住民は大きな不安を抱えています。これまで、張コンクリート施行など部分的な改修、補強等の対応をしていただいているところですが、堤防右岸の上開作から沖の旦橋付近には未だに昔の石組みの箇所も残っており、危険な状態が続いていると考えています。厚南地区の安心・安全な地域づくりのため、引き続き、管理者である県に対して要望していただき、危険個所の早期発見、改修・補強などの堤防整備と適切な維持管理について対応されるよう強く要望します。」
6月末からの豪雨で、堤防の土被り不足が判明して、復旧工事に向けて応急対策が施された厚東川の現場
宇部市からの回答は下記の通りです。
「河川管理者である県からは、『ご要望の区間において、6月30日から7月11日の大雨により、護岸崩壊、護岸全面の土被り不足が発生しましたが、護岸崩壊箇所は大型土のう等による応急工事を実施した後、災害復旧事業により護岸を復旧する予定です。また、護岸全面の土被り不足発生個所は護岸補強等の工事を実施する予定です」と回答がありました。本市としては、引き続き、厚東川の堤防整備と適切な維持管理について県に要望していきます。」
私は、昨日、県宇部土木建築事務所に出向いて状況を聴取しました。
厚東川護岸改修について、まず、豪雨による土被り不足が生じている個所の災害復旧事業についてです。
県の担当者は「9月補正予算が、当該災害復旧費が確保されるものと思う。漁業者との協議もあるので、遅くとも来年度早々には災害復旧工事に入れるようにしたい。」と答えました。
次に、その他の土被り不足箇所についてです。
県の担当者は「県宇部土木事務所として、県単独事業として、事業に取り組めるよう、9月補正予算で計上されるよう、県河川課に要望を上げたところだ。護岸補強等の工事が実施できるようにしていきたい。」と答えました。
災害復旧事業及び単独事業が予算化されて、厚東川の河川改修が進捗するよう地元県議として必要な要望を継続していきたいと思います。
二つ目は、JR西日本梶堀第一踏切の拡幅についてです。
厚南4地区連絡協議会からの要望は下記の通りです。
「JR西日本梶堀第一踏切と周辺市道(串線・広瀬宇部線・沖ノ旦串線)を通行する車両は年々増加しており、大変危険な状態にあります。また、当該踏切へつながる市道里ノ尾3号線の完成が間近であることなどから、今後さらなる交通量の増加も予想され、車両の渋滞や接触事故などが大いに懸念されるところです。そこで、当該踏切の東側に位置する田草場第一踏切を梶堀第一踏切に移設統合し、踏切道を幅員を広げる『拡幅移設統合』をJR西日本に提案していただき、離合可能で歩道も確保された踏切へ拡幅していただくとともに、周辺市道の串線・広瀬宇部駅線・沖ノ旦線の拡幅工事を実施されるよう、令和5年1月10日付で西宇部地区自治会連合会から要望書を提出していますが、その後の進捗状況について、ご回答いただきますようお願いいたします。」
市からの回答は下記の通りです。
「令和5年1月10日付で西宇部地区自治会連合会から要望書をいただきました梶堀第一踏切と田草場第一踏切の『拡幅移設統合』について、JR西日本広島支社に地元の意向を伝えたところ、前向きな回答をいただきました。しかしながら、JRから、踏切の統合に際しては、他社であるJR貨物の施設への影響や鉄道施設の安全基準を満たす位置の選定、用地の確保等の懸案事項をいただいていたところです。今後、これらの課題の解決策について、検討していくこととともに、統合する踏切位置の選定にあたっては、主な利用対象区であり西宇部地区や厚東地区の方々のご意見も伺いながら調整を図っていきます。」
梶堀第一踏切の拡幅は、私が市議会議員に当選した30年以上前からの懸案事項です。
今回、田草場第一踏切の拡幅移設統合が提案され、JRから前向きの回答が届いていることは、大きな前進だと思います。
このチャンスを逃すことなく、梶堀第一踏切が拡幅されるよう、私は、昨日、県として、この問題にどう対処しているのかとの照会を県交通政策課に行いました。
回答が届けば、本ブログでも紹介したいと思います。
私自身が、毎日のように利用している梶堀第一踏切の拡幅のため、地元県議として力を尽くしたいと思います。
引き続き、県政全般に対する皆さんの要望を藤本にお寄せください。
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