13日の朝日新聞は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う公立小中高などの休業状況について次のように報じました。
「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の延長を受けた、公立小中高校などの休校状況について朝日新聞が全国の自治体に取材したところ、7割が休校期間を今月末までとしていることがわかった。授業時間を確保するため、9割超が夏休みの短縮を検討。」「再開後は授業時間の確保が課題となる。対策として、9割を超す自治体が夏休みの短縮を検討している。」と報じました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、休業延長の中で、夏休みの短縮が議題となる中で、県民の方から、学校の空調設置状況はどうなっているのかとの問い合わせを受けました。
文部科学省は、毎年、公立学校の空調(冷房)設備の設置状況について取りまとめています。
直近のデータは、昨年9月時点のものです。
この数字をもとに県内の状況を報告します。
小中学校における県内の設置率は、普通教室で57.9%です。全国平均77.1%よりも大きく遅れています。
市町ごとに普通教室の状況をみてみます。
100%は、山口県(県立中学校)、下関市、光市、山陽小野田市、周防大島町、和木町、平生町、阿武町です。
宇部市が33%、山口市が36.4%、萩市が14.4%、防府市が25.5%、下松市が31%、光市が2.3%、長門市が62.2%、美祢市が93.8%、周南市が20.7%、上関町が72.7%、田布施町が、36.2%となっています。
私が住んでいる宇部市は、今年度より、夏休みの短縮を決めていましたので、昨年度と今年度の1学期中に、ほとんでの普通教室に冷房が設置されているものと思います。
宇部市同様、昨年度の秋以降精力的に冷房設置が進んでいるものと思いますが、昨年秋のデータは以上の通りです。
その上で、新型コロナウイルス感染症拡大による休業の延長をカバーするために夏休みが短縮されようとする中、普通教室への冷房施設の設置が急がれることは明らかです。
次に県立高校の普通教室の設置率は99.7%。
今年度、県教委は周防大島高校などでの冷房設置を進めています。
広島県では、日本共産党の辻県議の議会での指摘を受け、PTA設置・保護者負担の冷房を県負担に切り替えています。
山口県でも、PTA設置・保護者負担の冷房がありましたが、県負担となっているのか調査していきたいと思います。
次に、県立特別支援学校の普通教室の設置率は、100%です。
県教委は、県立高校の普通教室の冷房設置を100%にして、市町立小中学校で冷房設置が進むよう指導・援助を行う時だと思います。
市町立小中学校の冷房設置を進め、県立学校の特別教室と体育館への冷房設置を促進するために、引き続き、必要な発言を行っていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の拡大で休業が延長され、夏休みの短縮が検討されています。
公立小中高校への冷房設置が急がれます。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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学校の冷房設置について、岩国市はご存知のように基地交付金で、小中学校の全普通教室に冷暖房が設置されています。岩国市は、市教委から1学期は7/30(金)まで、2学期は8/17 (月)からと連絡が来ています。が、保護者への通知が、なぜかされてない学校が多いみたいです。防府市は知人が夏休みはお盆を挟んで8日?しかないと言っていたような「不確か)いずれにしても、真夏日の7月も8月も授業日となります。絶対冷房は必須です。ただ、換気の問題が取り立たされています。窓も開けないといけません。子どもたちや先生の健康がとても心配です。岩国市についていえば、音楽室や理科室などの特別教室は設置されたいので、是非設置をお願いしたいです。
by 西本勢津子 — 2020年5月17日 19:30 PM