議員日誌

戦争のない平和な国を

 今日は、太平洋戦争末期の悲惨な沖縄戦の犠牲者の冥福を祈る「沖縄慰霊の日」です。

 最後の激戦地となった沖縄県糸満市摩文仁にある平和祈念公園で、沖縄県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が行われました。

 仲井真知事、麻生首相があいさつを行いましたが、私の心に響いたのは、小学校6年生、比屋根憲太君の「平和のいのり」という詩でした。

 明日の朝刊には原文が掲載されるかと思いますが、私がラジオで聞いた範囲で内容をお伝えします。

 憲太君のおばあさんは、姉を沖縄戦で亡くしました。自らが負傷したので、防空壕から出て水場に行こうとしていた時に、防空壕が爆破され、姉は帰らぬ人になったそうです。

 お姉さんの遺品は何もなく、おばあさんは、今でもお姉さんの墓石を抱いて泣いておられるそうです。

 憲太君は、「沖縄のきれいな空に涙は似合わない」と言います。

 憲太君は、車いす生活になった「祖母の祈りを引き継ぐ」と語ります。

 憲太君は、「戦争のない平和な国を引き継ぐ」と語りました。私は、涙が滲んできました。

 今日の赤旗新聞は、日米地位協定上も日本に負担義務のない在日米軍思いやり予算の内、1979年度から始まった基地建設費が、08年度までの30年間で2兆283億円に達すると報道しています。

 その大半は沖縄に集中しています。岩国基地にも3515億円が支出されています。基地別では、岩国基地が最高となっています。

 憲太君のおばあさんの涙を繰り返さない決意の日といたしましょう。

 戦争のない平和な国を後世に引き継ぐために、基地のない平和な沖縄、岩国、日本をつくっていきましょう。

 私は、この立場で、6月議会に臨んでいきたいと思います。

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