昨日は、実家に私たちの兄妹と子どもたちが集まり、賑やかな昼食を食べました。
母が、父が亡くなる前に装丁をやり直した藤本家法名累記帖を出してくれました。
我が家に伝わる法名累記帖。最初は延宝4年です。
一番最初に掲載されているのが、延宝4年の俗名四郎右門、法名 釋教忍とあります。
延宝4年とは、1674年。江戸時代に入ったばかりの時で将軍は家綱の時代です。
延宝5年に、十勝沖と房総沖で大地震がそれれぞ発生し、多くの死者が出ています。
我が家の祖先は、340年以上前から吉部荒滝の地で農業を行っていたことが分かります。
戸籍などがない時代ですので、お寺が法名を管理する形で、記録を残していたことが分かります。
私が今、総代をしている常光寺の開山は約400年前とのことでした。
常光寺が起ってあまり経たない時代からの門徒であったことも伺えます。
少なくとも340年この地で営々と続けてきた農業を、私の代と途絶えさせてはならないとの気持ちを新たにしました。
また、お寺を守ってきた歴史も途絶えさせてはならないとも気持ちです。
いずれにしても、中山間地域を取り巻く環境が、私が生まれてからの半世紀で激変しています。
中山間地域で生活を営むことができる社会を急いで再構築していかなければならない、この事を我が家の法名累記帖を見ながら痛感しました。
そのためにも、今年も、吉部の地で農業とお寺をお世話をしっかり行っていこうとの決意を新たにする新年でした。
四郎右門から父まで続いた祖先の皆さん、今年も私たち家族を見守って下さい。
1年の計は元旦にあり、いい新年でした。
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