今日のしんぶん赤旗日刊紙は、長生炭鉱水没事故犠牲者の遺骨収集返還について、政府交渉の内容を次のように報じました。
「戦時中の1942年2月に旧長生炭鉱で朝鮮半島から強制動員された136人を含む183人が犠牲となった水没事故について、犠牲者の遺骨収容などを進めている『長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会』は23日、国会内で厚生労働省、外務省、警察庁に要請を行いました。早急な遺骨のDNA鑑定と遺族への返還、来年2月に『刻む会』が実施する遺骨収容プロジェクトへの支援、追悼式への出席などを改めて求めました。日本共産党の小池書記局長ら各党の国会議員が同席しました。外務省と警察庁は消極的ながらも『遺骨返還の早期実現に向けて韓国政府とも連携を進めている』と回答。一方、厚労省は『長生炭鉱は、調査の安全性が確認できていない』など以前と変わらない回答を繰り返しました。こうした無責任な姿勢には、出席者から批判が相次ぎました。要請後の記者会見で、『刻む会』の井上洋子共同代表は『来年1月には日韓首脳会談があり、2月の遺骨収容プロジェクトでは多くの遺骨が戻ってくる。日本政府もどこかで政治決着を迫られるはずだ』と述べ、改めて市民の力で政府を動かす決意を訴えました。小池氏は『市民団体の努力で遺骨が発見されたことが、ここまで事態を動かした。この努力に政治がこたえなければいけない。いまこそ政府の後ろ向きの姿勢を変えさせるときだ』と訴えました。要請には小池氏のほか、日本共産党から田村貴昭衆議院議員、白川容子参院議員、藤本一規県議と、立憲民主党、社民党の国会議員が参加しました。」
私は、今回で2回目となりますが、昨日の政府交渉に参加しました。
昨日、衆議院第一議員会館で行われた長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会が行った政府交渉
マイクを握っているのは上田事務局長、封筒を持っているのが井上共同代表、その右横が、小池参院議員、その右横が私
政府は、韓国政府とかなり懇談を行っていることは、外務省や警察庁の担当者の言葉から伺うことができました。
しかし、遺骨と思われる人骨が収容されて、4ヶ月が経過しようとしているのに、未だに、DNA鑑定が行われていない事実は、政府の怠慢としか言いようがありません。
井上共同代表が記者会見で述べたように、来年1月中旬に行われる見通しの日韓首脳会談で、DNA鑑定の実施に踏み込む合意が形成されることを強く望みます。
来年2月の追悼式には、日韓の首脳の参加が実現し、県知事や宇部市長の参加が実現できるように大いに期待をしています。
引き続き、地元・宇部市の県議会議員として、刻む会の運営委員として、遺族へ一日も早く遺骨が返還できるよう、力を尽くしたいと思います。
日本共産党は、国会議員団と県議団、宇部市議団が連携して、刻む会の要望が前進できるように力を尽くしたいと考えています。
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