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上野厚生労働大臣が、長生炭鉱水没事故犠牲者と思われる人骨のDNA鑑定について、「適切に対応する」と答えました。

 14日、NHKは、長生炭鉱犠牲者の遺骨に関し、上野厚生労働大臣が次のように発言したと報じました。
 「戦時中の水没事故で183人が犠牲となった宇部市の『長生炭鉱』で見つかった人の骨の身元の特定について、上野厚生労働大臣は、『DNA鑑定は、関係省庁間で連携を図りながら、適切に対応していきたい』と述べました。宇部市の『長生炭鉱』では、市民団体が坑道に残された遺骨を探す潜水調査を行っていて、ことし8月、坑道で犠牲者とみられる人の骨が見つかりました。骨はその後、警察が保管していますが、身元を特定するためのDNA鑑定などは行われていません。これについて、上野厚生労働大臣は、14日の閣議後の会見で『DNA鑑定につきましては、国内の法令等に沿って関係省庁間で連携をしっかり図りながら、適切に対応していきたい』と述べました。その上で、国が『戦没者遺骨収集推進法』に基づいて、遺骨の収集や身元の特定を行う対象になるかどうかについては、法律が、先の大戦で、沖縄や硫黄島などで死亡した人を対象と定義しているとし、長生炭鉱の犠牲者は『該当しない』と述べました。また、市民団体から坑道内の遺骨を探す潜水調査への協力を求められていることについては、『やはり安全性の観点から懸念があるというふうに思っています』と述べ、協力は難しいとの考えを改めて示しました。」
 高市政権の厚生労働大臣が、長生炭鉱落盤事故被害者の遺骨と思われる人骨についてDNA鑑定を行うと明言したことは、評価します。
 その上で、遺骨と思われる人骨が発見されて、2ヶ月半以上が経過しています。未だに、DNA鑑定がされていないことは、甚だ遺憾です。
 更に、上野厚労大臣が、潜水調査への政府の強力については、「安全性の観点から懸念がある」と述べた、この発言も、甚だ遺憾です。
 現時点で、長生炭鉱落盤事故犠牲者の遺骨と思われる人骨が、山口県警にあるのかどうか、DNA鑑定が実施されたのかどうか、山口県警に照会を行っています。
 私は、11月県議会で長生炭鉱に関する一般質問を行う予定です。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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