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過去最大規模の自衛隊統合演習終わる 全国29道府県、40以上の民間空港・港湾利用

 2日、しんぶん赤旗日刊紙は、自衛隊統合演習について、次のように報じました。
 「実動演習『自衛隊統合演習(JX)』が10月31日に終了しました。自衛隊5万2300人、米軍5900人、オーストラリア軍230人の計5万78430にんが参加し、過去最大規模になりました。全国29道府県で実施され、40以上の民間空港・港湾を利用。日本全土で『戦争する国』への地ならしが進んでいます。規模だけでなく、質的にも極めて実践的になりました。今回の演習は、陸海空3自衛隊を一元的に指揮する『統合作戦司令部』のもとで初めて実施。南西諸島や九州をはじめ全国が戦場となることを想定した訓練が行われました。『防空』と敵基地攻撃を一体化した『統合防空ミサイル防衛(IAMD)訓練7には航空自衛隊や米軍の戦闘機、海上自衛隊のイージス艦が参加し、九州や四国沖で大規模に行われました。そのなかで、攻撃を受けて基地が使えない事態を想定。空自新田原基地(宮崎県)所属のF15戦闘機が鹿児島空港に退避・着陸し、燃料補給する訓練を初めて実施しました。徳之島空港(鹿児島県)や奄美空港(同)では、沖縄から出撃したF15がタッチ・アンド・ゴー(連続離着陸)を実施。南紀白浜空港(和歌山県)でもタッチ・アンド・ゴーを初実施しました。基地警備訓練も陸自健軍駐屯地や石垣駐屯地、宮古島駐屯地など民間地も含めて計17カ所。有事になれば攻撃されることを想定したものです。民間船を使用した訓練でも各地の民間港が利用され、(最前線)となる沖縄や九州に武器や隊員を送り込む態勢づくりが行われました。大分港から『12式地対艦誘導弾』を奄美大島の民間港に輸送する訓練も実施。射程を1000キロ程度に伸ばす『能力向上型』を今年度中に熊本などに配備する計画で、中国への敵基地攻撃を念頭に置いた訓練です。また、鹿児島港では、自衛隊施設以外の民間港で初めて護衛艦に実弾を積み込む訓練が実施されたと報じられています。実弾の装填は、弾薬の輸送よりも実践的な作戦であり、実施された港湾は相手国から重大な軍事拠点とみられる恐れがあります。与那国島や宮古島(いずれも沖縄県)奄美大島の陸上自衛隊の電子戦部隊による電磁波作戦訓練を実施。有事に中国の動向を把握するためとみられます。海から陸に攻める『強襲揚陸作戦』訓練も各地で行われました。佐賀駐屯地に配備されたオスプレイで、(日本版海兵隊)とよばれる水陸機動団員を福江空港(長崎県五島市)に輸送する訓練を実施したほか、奄美大島や種子島で着上陸訓練を行いました。今回の演習を含め、過去1年に行われた日米を中心とした共同演習・訓練はいずれも参加人数が前回から大幅に増え、最大規模になっています。29日の日米防衛相会談で南西地域を中心として『より高度かつ実践的な共同訓練』の拡充を『同盟の最優先事項の一つ』と位置づけています。こうした演習の大規模化は、軍事対軍事の悪循環をもたらす要因となります。」
 この記事に、訓練の参加人数の拡大の状況が示されています。
 自衛隊統合演習 4万1000人(23年)⇒5万8000人(25年)
 日米共同実動訓練(キーン・ソード) 3万6000人(22年)⇒4万5000人(25年)
 陸上自衛隊と米海兵隊の実動訓練(レゾリュート・ドラゴン) 8900人(24年)⇒1万9000人(25年)
 陸自と米海兵隊の実動訓練(アイアン・フィスト) 2100人(24年)⇒4000人(25年)

 山口県内では、米軍岩国基地では、レゾリュート・ドラゴンが終わった直後に、自衛隊統合演習が行われました。

 自衛隊統合演習では、自衛隊呉基地第一潜水隊群に所属する潜水艦うんりゅうが、初めて、米軍岩国基地の港に入港しました。

 高市首相と中国の周主席との会談が行われましたが、一方で、日本周辺では軍事演習を強めています。

 高市首相は、トランプ米大統領に、軍拡を約束しました。

 高市首相の下で、軍事対軍事の悪循環を拡大している様相です。

 この状況について、皆さんのご意見をお聞かせください。

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