21日、紀伊民報は、南紀白浜空港で、戦闘機のタッチ・アンド・ゴーが行われたと次のように報じました。
「和歌山県白浜町の南紀白浜空港に21日、航空自衛隊のF15戦闘機4機が演習で飛来した。4機は1分ほどの間に相次いで連続離着陸(タッチ・アンド・ゴー)をして飛び立った。空港やその周辺では、住民や報道関係者が写真や動画を撮るなどした。自衛隊が20~31日を期間として全国各地で実施する統合演習(実動演習)の一環。白浜空港がこの演習で使われるのは初めて。空自小松基地(石川県)からの4機は午前10時半ごろ、大きな音とともに白浜空港に飛来し、西側から滑走路へ。タイヤを滑走路につけた後、停止せずにすぐ離陸し、東側へ飛んだ。滑走路が一望できる高台の『空港公園』から見物していた上冨田町の会社員男性(39)は『戦闘機が好きで、有給を取って見に来た。迫力がすごくて感動した』と話した。滑走路近くで暮らす男性(69)は、F15戦闘機の飛来を知り、自宅近くから見物した。『すごい音だったが、(飛来を)楽しみにする人もいるだろう』とした上で『回数が重なってくるとしたら、他の住民はどんな反応になるだろうか』とも話していた。同様の演習は23日にも予定されている。白浜空港は4月、平時から自衛隊や海上保安庁が円滑な利用を可能にする『特定利用空港』に政府から指定された。有志でつくる『特定利用空港に反対する田辺・西牟婁連絡会』は20日、白浜町で、今回の演習に反対するデモ行進をした。約40人が参加した。『ストップ軍事訓練』『白浜の空に戦闘機は要らない』と声を上げながら、町役場前など2キロを歩いた。呼びかけ人で元県議の高田由一さん(61)=白浜町=は『デモ行進は17日に決めたばかりだったが、思った以上の方が参加してくれた。それだけ関心は高いということだと思う』と話した。今後も白浜空港の『特定利用空港』撤回を求めていくという。」
21日、しんぶん赤旗日刊紙は、特定利用港湾に指定された高知県須崎港で軍事演習が行われていると次のように報じました。
「自衛隊統合演習が始まった20日、高知県須崎市の須崎港の岸壁から海上自衛隊の訓練支援艦『てんりゅう』に向かって『港の軍事利用反対』と抗議のシュプレヒコールを上げました。須崎港では同支援艦に、高速無人標的機の搭載や油槽船からの燃料供給などの訓練が予定されています。」
今朝の読売新聞は、特定利用空港に昨年指定された鹿児島空港で、自衛隊統合演習の一環訓練が行われたと次のように報じました。
「訓練は、航空自衛隊新田原基地の滑走路が、攻撃や事故に遭うなどして利用できなくなった際に備えて実施された。新田原基地から飛来したF15計4機は22日午後1時半頃から、鹿児島空港の滑走路に相次いで着陸。約1時間半かけて給油や点検をした後、同基地に向けて全機が離陸した。」
現在、今われている自衛隊統合訓練で、特定利用空港・港湾に指定された空港・港湾が確実に使用されています。
特定利用空港に指定された山口宇部空港で、自衛隊などの戦闘機が訓練を行う日は近いと感じています。
県から住民に説明があったのは、騒音協執行委員会だけでした。
年数回自衛隊機が飛来する程度との県の説明ですが、その通りにならないことが、上記した空港・港湾での訓練内容で明確です。
山口宇部空港の特定利用空港指定を考える会(仮)が主催し、11月29日(土)10時~、恩田ふれあいセンター2階会議室で、「特定利用空港を考える集い」を行います。
特定利用空港に感心のある方、是非、ご参加ください。
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