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長生炭鉱の遺骨収拾問題で、国が、水中探検家・伊佐治さん交えた検討会開催すると回答

 5日、しんぶん赤旗日刊紙は、長生炭鉱の問題について次のように報じました。
 「戦時中に水没事故が発生し労働者183人が犠牲となった山口県宇部市の長生炭鉱で、先月犠牲者の遺骨とみられる人骨が発見されたことを受け、野党各党の国会議員有志は4日、国会内で、厚生労働省に対し石破茂首相と福岡資麿厚労相の現地訪問、遺骨収容作業への政府の参画を要請しました。申し入れには、日本共産党の小池晃書記局長、社民党の福島みずほ党首、ラサール石井参院議員が参加。遺骨の発見以降も日本政府が消極的な姿勢をとり続けていることに対し、小池氏は『遺骨が発見され局面は変わったと認識しているのか』と指摘。厚労省の担当者は『安全性が確保できない状況では政府の参画は不可能』と従来と同じ見解をくり返しました。調査での安全性の確保について野党議員は、『ダイバーの人たちは安全性を確保しながら調査を進めている。市民任せにすることなく、政府が予算をつけ調査することが安全性を高めることにつながる』と政府の強力を重ねて求めましたが、厚労省側から具体的な回答はありませんでした。さらに、政府は現地の状況や調査の進展など、現状を正確に把握できていないと指摘。炭鉱内の潜水調査を担当する水中探検家の伊佐治佳孝さんと日韓両国のダイバーを交えた検討会を実施するよう求めると、厚労省側は『実施する』と答えました。」
 野党各党の国会議員有志が厚労省に申し入れ、水中探検家の伊佐治佳孝さんと日韓両国のダイバーを交えた検討会が開催されることは大きな前進だと思います。
 9月9日には、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会が遺骨発見後初めての政府交渉を行います。この場で、更なる前進が実現し、国の責任で遺骨が収拾され、遺骨が遺族に返還されることを、運営委員として県議会議員として願っています。
 長生炭鉱の遺骨収拾に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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