ブログ

玄海原発にドローンとみられる物体が侵入した事件について

 昨日、中国新聞は、玄海原発の上空でドローンとみられる物体が目撃されたことについて次のように報じました。
 「佐賀県の山口祥義知事は30日、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の上空でドローンとみられる三つの光る物体が目撃されたことを受け、玄海原発の機器管理体制の検証を九電に要望した。同町で開かれた『佐賀県原子力環境安全連絡協議会』で発言した。山口知事は『原発の敷地内にドローンなどのようなものが侵入することは許されることではない』と強調。『上空からの侵入に対して改めて点検を行い、危機管理体制を検証いただきたい』と求めた。九電玄海原子力総合事務所の田尻浩昭所長は『ドローンの侵入を防止するためのさらなる対策の検討を今後進めたい』と話した。」
 ジャーナリストの青木美希さんの「なぜ日本は原発を止められないのか?」に「戦争のターゲットになった原発」という章があります。この章にこう書かれています。
 「ロシア軍がウクライナ侵攻で真っ先に占領した一つはチェルノブイリ原発だ。欧州最大規模のザポリージャ原発も占拠され、ミサイル攻撃で送電網が被害を受けて外部電源の供給停止を繰り返した。IAEAなどは、『期間内に復旧できなければ、全世界に影響する。放射能事故が発生するかもしれない』と懸念した。そうしたなか、岸田首相は日本を原発推進に逆戻りさせ、2023年5月にはG7広島サミットで、各国首脳とともに、『核兵器は、それが存在する限りにおいて、軍事目的のために役割を果たす』と核抑止力を認める『広島ビジョン』を発表した。」
 ジャーナリストの青木美希さんがXに「玄海原発が攻撃された場合のシミュレーションを、韓国原子力安全委員会の元委員長のカン・ジョンミン氏が作成しています。
日本では132万9千人に避難指示を出すことになるだろう、という結果になっています。」とポストしています。
 玄海原発にドローンらしき物体が侵入した事件は、原発の重大な問題点を顕在化させました。
 この危険を回避していくためには、原発をなくしていくしか方法はないと私は感じます。
 玄海原発にドローンが侵入した問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。