私は、6月27日一般質問で登壇しました。
今日は避難所に関する問題について報告します。
第一は、スフィア基準についてです。
昨年12月内閣府が改定した「避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針」に、避難所のトイレについてスフィア基準に沿って「女性用と男性用の割合が3:1になるように想定避難者数に応じて対応すること」とあります。
6月9日、避難所の各種計画の見直し策定に向け、山口県地震・津波防災対策検討委員会第一回避難所運営検討部会が開催されました。
私は、「今後行われる避難所の各種計画の見直しや策定の中で、トイレについて、スフィア基準に沿った女性用と男性用の割合が3:1にすることが盛り込まれると思うがいかがか」と質しました。
大川総務部長は「避難所において、スフィア基準で示されている女性用・男性用トイレの割合を避難所の運営に係る指針等に盛り込むかは、同委員会の『避難所運営検討部会』で検討しているところだ」と答えました。
6月9日に行われた第一回避難所運営検討部会で、講師の元谷豊さんが、国の避難所に関する取組指針ガイドラインの改訂の内容を話されています。
元谷さんは、スフィア基準には、物資、食事、トイレ、生活空間、生活用水の5つの柱があり、この基準を今後も避難所運営に生かすことが国の改正の一つだと話されました。
私は、「県の避難所の各種計画の見直しの中で、トイレだけではなく、スフィア基準全体が反映されるものと思うがいかがか」と質しました。
大川部長は「スフィア基準で示されている内容について、避難所運営に係る指針等に盛り込むかは、『避難所検討部会』で検討しているところだ」と答えました。
二つ目は、LPガスバルクシステムについてです。
宇部市の障がい者の防災・避難を考える市民の会は、6月6日、宇部市に、避難所へ同システムを導入するよう要請しました。同システムは、災害時にライフラインが寸断された際、LPガスによりエネルギーの供給を迅速に行うものです。経産省は、避難所などを対象に、同システムの設置などを支援しています。昨年3月31日時点、エルピーガス振興センターの調査で、補助活用実績が、全国1602カ所ありました。
私は、「同システムの県内での導入実績をお尋ねする。」と質しました。
大川部長は「県内における補助制度を活用した導入実績は、エルピーガス振興センターの公表資料によると11件となっている。」と答えました。
私は、「県が計画する広域避難所に、同システムを導入すべきだがお尋ねする」と質しました。
大川部長は「既に、山口県LP協会との間で協定を締結しており、災害時には、移動式のLPガス施設等の供給が受けられることから、現時点、導入する考えはない」と答えました。
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