私は、12月5日、一般質問で登壇しました。
今日は、長生炭鉱水没事故について報告します。
長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会と市民の共同によって長生炭鉱の坑口が開き、10月26日、日韓両国からの遺族が参加し、追悼式が行われました。10月30日には、坑口から始めての潜水調査が行われました。ダイバーの伊佐治さんは、約180㍍まで潜水し「継続してやれば遺骨は回収できるはず」と述べました。
9月県議会で県は「宇部市と情報を共有しながら、適切な形で要望等を国に伝え」ると答えました。
私は、「県は、至急、国を訪問し、遺骨収集を要望すべきだ」と質しました。
道免観光スポーツ文化部長は「お示しの長生炭鉱の水没事故において、多くの方々が亡くなられたことは大変痛ましく、犠牲者の方々に哀悼の意を表します。現時点、国を訪問し、遺骨収集について要望する予定はありませんが、県としては、国の動向も確認しながら、引き続き、日韓親善と人道上の立場から、『刻む会』の皆様などからの要望等を適切に国に伝えてまいる」と答えました。
12月4日、日本共産党の小池晃書記局長が、参議院の代表質問で長生炭鉱の問題を取り上げました。
石破首相の答弁は、「長生炭鉱の遺骨は、現時点で場所が特定されていない」という従来の答弁でしたが、後半部分は、「国内に存在する旧朝鮮半島出身労働者の遺骨についても、遺族が希望する場合は、可能な限り返還することが望ましい」という内容でした。
長生炭鉱の遺骨が発見されたら、石破首相の答弁では遺族に返すべきだということになります。
刻む会では、来年1月に再度、坑口から潜水調査を行う計画です。
私は、「県として、年度内に、国に直接出向いて要望するということか」と再度尋ねました。
道免部長は「現時点では、国に直接出向いて要望する予定はないが、県としては、日韓親善と人道上の立場から、引き続き『刻む会』の皆様などからの御要望を国に伝える」と答えました。
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