9月4日、「白滝山、天井ヶ岳の自然環境を守る会」嶺岡偉津夫会長、「新白滝山風力発電事業計画を考える会」廣岡綾子会長など8団体は、村岡嗣政山口県知事に、「県内及び県境に計画中の風力発電事業に関する要望書」を提出しました。
県内8団体が、県内3つの風力発電施設計画撤回を求めて県に申し入れを行いました。
手前の右奥が私です。
現在、山口県内で計画されている風力発発電事業は、①(仮称)新白滝山風力発電事業②(仮称)西中国ウインドファーム事業③(仮称)阿武風力発電事業です。これら3事業者による風車の合計は、64基にも及びます。
要望書は、これら計画が進められれば「自然環境の破壊・災害の誘発・健康被害など様々な問題が予想」されるとしています。
要望書は、次の3点を要望しました。第一は、保安林についてです。要望書は、「農林水産業を育み県民の命の糧である保安林を、僅か20年ほどの電源開発の名目で解除することなく、県民の宝として次世代に継承」するよう求めています。
第二は、事業にかかる県の許認可権についてです。要望書は「関係する自治体と住民に対する安全の保証の確約なしに、県がかかる風力発電事業への同意と許認可を与えない」よう求めています。
第三は、水源や環境を守る条例の制定についてです。要望書は、自然環境と水源地の守るために、「具体的な保護・保全条例の制定」を求めています。
県の担当者は、2週間以内の文書回答を約束しました。要望書提出には私が同席しました。
現在、「白滝山・天井ヶ岳の自然環境を守る会」では、経済産業大臣、県知事、下関市長、長門市長などに対して「(仮称)新白滝山風力発電事業計画の撤回を求める要望署名」に取り組んでいます。参加者は、署名活動を成功させ、県内の風力発電事業計画を撤回に追い込んでいきたいと話しています。
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