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長生炭鉱水没事故犠牲者の遺骨収集のための潜水調査行われる

 昨日、長生炭鉱水没事故の犠牲者の遺骨を収集できるか確かめる潜水調査が行われました。この調査の様子について、NHK山口放送局は次のように報じました。
 「82年前、宇部市の海底炭鉱で183人が亡くなった水没事故をめぐって、現場に残された遺骨を収集できるかを確かめる潜水調査が、25日に行われる予定でしたが、波が高く作業が難しいため、今月(7月)末に改めて行われることになりました。宇部市の沖合の海底にあった『長生炭鉱』では、戦時中の1942年2月、落盤によって大量の海水が流れ込み、朝鮮半島出身の労働者136人を含む183人が亡くなり、遺骨は今も残されたままになっています。こうしたなか、国内外の水中洞窟などを調査した経験がある大阪のダイバー、伊佐治佳孝さんが、遺骨の収集を目指す地元の市民団体に協力を申し出て、潜水調査が行われることになりました。今回の調査は、遺骨が残されているとみられる坑道で、収集の作業ができるかどうかを確かめることが目的で、伊佐治さんは、午前9時すぎに宇部市の漁船から船で現地へ向かいました。しかし、25日は波が高く、海に突き出た排気筒にはしごを取り付ける作業が難しいことから、調査は今月31日に改めて行われることになりました。伊佐治さんは、『遺骨の収集は誰かがやらないといけない。やれるところまでお手伝いしていきたい』と話しています。」
 私は、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会の運委委員として、昨日、伊佐治さんの潜水調査のお手伝いをしました。

 左がピーヤ 海中に見えるのが伊佐治さん、私が、撮影しました。

 危険と隣り合わせの潜水調査の緊張感が伝わってきました。昨日は、調査に至りませんでしたが、今後の調査に当たっても可能な限りお手伝いしたいと思っています。
 地元テレビ局を中心にマスコミ各社が、この調査に注目し、報道もされたようです。
 皆さんの感想をお聞かせください。

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