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第5回宇部大空襲を知るつどいに170名参加

 7月7日、宇部市内で、宇部ちひろ友の会主催の「第5回宇部大空襲を知るつどい」が行われ、約170名の市民が集いました。

  宇部大空襲を知るつどいに参加した170名の市民

 宇部ちひろ友の会代表の元小学校教諭の岡本正和さんが、宇部市史や小学校の副読本に使われている「宇部市大空襲」とする写真が、実は、浜松市の大空襲のものであることが明らかになったと語りました。
 岡本代表の調査で、宇部市大空襲の写真に写っていた建物は、静岡銀行浜松支店であったことが分かりました。
 浜松市大空襲の写真にあり、宇部市のものにない建物が松菱百貨店でした。
 宇部市大空襲の写真には、静岡銀行浜松支店はあるが、松菱百貨店の写真は消されていました。宇部市大空襲の写真は、浜松市大空襲の写真を改ざんして作成された可能性が高まっています。
 宇部大空襲の際、神原小学校の2年生だった千葉県在住の内山雅弘さんと同級生の伊藤文子さんが、戦争のない世の中を作ることが大切だと語りました。
 家族が宇部大空襲を経験した方々が、次々に空襲の体験を語りました。
 つどいに参加した青年は、「両親は、戦争のことは知らない。学校現場で戦争体験を知ることが大切だ」と語りました。
 宇部市内の小学校教諭は「岡本さんの話を語り継げるよう研修会を開く予定だ」と語りました。岡本代表は、「つらい話が多かったが、未来を築くつどいになったと思う」と語りました。
 参加者は、宇部空襲追悼碑に献花しました。

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