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阿知須のきらら浜にこれまで1000億円を超える財政投入 今後も続く

 私は、3月7日に一般質問で登壇しました。
 今日は、きらら浜について報告します。
 「きらら浜」には、国から公共事業用地として取得した1988年以降、県は土地の嵩上げや土地購入などで、約450億円を投じてきました。
 さらに、県は、同地を会場に開催した「山口きらら博」のために651億円を投じています。
 私は「県は、きらら浜に1000億円をこえる経費を投入したことをどう総括しているのか」質しました。
 片山土木建築部長は「きらら浜の整備については、その時々の状況における判断のもとに対応してきたものと考えている」と答えました。
 新年度予算に、山口きらら博記念公園交流拠点化事業として約12億4千万円が計上されています。
 私は、拠点化事業として「中国地方最大級のフラワーガーデンの整備」「多様な人々が一緒に遊ぶことができる大型複合遊具等の整備」を選択した理由を尋ねました。
 片山部長は「フラワーガーデンや大型複合遊具は、公園の基盤となる施設であり、また、県民へのアンケートやワークショップにおいてもニーズが高く、早期の完成により、魅力が増した公園の姿を県民の皆様に実感していただけることから、来年度、県が計画や整備を行うこととしたものだ」と答えました。
 公園の交流拠点化に関するサウンディング調査実施要領は事業手法について「可能な限り、民間活力導入の最大化に取り組み」とし、PFIなどの事業手法を示しています。
 私は、「1月に実施されたサウンディング調査で示された事業手法はどのようなものだったのか」尋ねました。
 片山部長は「調査結果については、サウンディングに参加した企業の意向を踏まえ公表することとしており、また、取りまとめ段階であることから、現時点ではお示しできない」と答えました。
 尾林芳匡弁護士はPFIの問題点として「民間事業者が参入しても見込み通りの収益があげられず、民間事業者が撤退したり、PFIのために設立された特定目的会社が経営破綻する事例」が全国にあると指摘しています。
 私は、「県は、PFI手法のリスクをどう評価し、今後、事業者の選定をいつまでに進めようとしているのか」質しました。
 片山部長は「PFIは、民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用した整備手法であり、効率的で効果的な整備を図ることができる有用なものであると評価している。また、公園に新たに導入する機能や施設等の設置・管理・運営を担う民間事業者については、事業手法も含め、来年度以降、適切な時期に選定することとしている」と答えました。
 きらら浜のサウンディングは、八千代エンジニアリングが5000万円で落札しています。
 新年度予算には、きらら博記念公園の公共事業に11億7600万円が計上されています。
 私は、「きらら浜で新年度行われる公共事業と、現在行われているサウンディング選定作業との関係について」質しました。
 片山部長は「公園の整備に当たっては、公園の基盤となる施設については、県、利益施設については民間事業者を基本的な役割分担として、進めていくこととしていることから、民間が導入する利益施設の事業者選定と県が整備する基盤施設の受注者の選定に関連はない」と答えました。

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