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「県教委が周防大島高校を県立大附属高校に決める」との報道について

 県教育委員会が、山口県立大学の附属高校を周防大島高校に決めたと昨日、NHK山口放送局が次のように報じました。
 「県教育委員会は24日開かれた定例の会議で、山口県立大学の附属高校を大学の要望どおり、周防大島高校とすることを決め、今後、高校と大学の入学者の選抜方法などを協議することにしています。県立大学は高校から大学まで、7年間の一貫教育を行うため、付属高校の設置を目指しています。県教育委員会は24日開かれた定例の会議で、大学側が示した『若者の県外流出の防止が期待できる』などとした理由には妥当性があるとして、大学の要望どおり、周防大島高校を附属高校とすることを決めました。これに伴って県教育委員会と大学は今後、高校の設置者を県から公立大学法人に変更することにしています。出席した委員からは、大学と高校の距離が離れていることから、遠隔で授業を行う際の課題などをあらかじめ話し合っておく必要があるといった意見が出されていました。今後、県教育委員会と大学側は設置者を変更する時期のほか、高校の教員の配置や施設の拡充の必要性、それに高校と大学の入学者の選抜方法などについて協議していくことにしています。」
 私は、9月県議会において、柳井・周南地域の高校再編計画との関連で、①高校再編基準に地理的条件を考慮することを明記する②3学級の周防大島高校は、県立高校として存続させる③地理的条件を考慮して、柳井・周南地域の高校再編計画を再検討するーことなどを質問しました。
 私の9月県議会文教警察委員会での質疑の中で、周防大島高校は、地理的条件を考慮して、高校再編の対象から外したとの認識が教育委員会から示されました。
 3学級の周防大島高校が附属高校として存続されようとしている一方で、熊毛北や熊毛南高校などが再編統合の対象となり、高校そもののが無くなろうとしていることに、私は、疑問を持ちます。
 情報公開請求などで、周防大島高校が県立大学の附属高校に選定される経緯を調査してきましたが、納得できる資料に到達できていないのが現状です。
 詳しい経緯をご存じの方は、私にご一報ください。
 私は、この間、定員割れが続いている兵庫県立大学附属高校を視察してきました。
 兵庫県立大学付属高校は、大学とは隣接していました。教職員は、県立高校の教職員が異動して対応していました。都市部から離れた立地条件で、定員割れの年もあり、生徒の確保に課題があることを感じました。
 記事にもありますが、周防大島高校が附属高校になった場合、大学から遠隔にある問題や、寮の維持を含めた教職員の体制をどうしていくのか、定員割れになっている状況をどう回避していくのかー真剣な検討が必要です。
 県教委が、周防大島高校を県立大附属高校にすることを決めたとの報道がありました。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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