6月30日からの大雨に伴い、JR美祢線の2か所で橋脚付近で大きな被害が出ており、現在も復旧・再開のめどが立っていません。
14日、大平よしのぶ衆議院中国ブロック候補と私と、三好美祢市議は、JR美祢線の被害現場を視察しました。
まず、第7厚狭川橋梁付近の被害です。
現場は、南大嶺駅と四郎ヶ原駅の間の大沖第2踏切付近です。踏切付近の信号通信機器が損傷し、線路下の土砂が大きく流出し、線路が浮いている状況です。
JR美祢線の線路下の土砂が流出し、線路が宙づりになっている現場です。
次は、第6厚狭川橋梁です。橋脚が倒れ、線路がむき出しになっています。
橋脚が倒壊し、線路が川に流されています。
この被害で、村岡知事と、美祢市長らは、7月3日、現場を視察した後、JR西日本中国統括本部広島支社長に、早期復旧と代替バスの運行などを要望しました。
広島支社長は、知事らの要請に基づいて、代替バスの運行は約束しましたが、美祢線の再開については、「全体の被害状況をしっかり把握していくことが急務だ」と答えたと報じられています。広島支社長は、美祢線の再開に言及していないようです。
村岡知事らは、13日、内閣府に、激甚災害の早期指定を求め、国土交通省には、JR美祢線、山陰線の早期復旧を要請しました。
国土交通省は、①JR西日本には、地元に寄り添った対応をするよう指導していく。②また、路線のあり方の議論と復旧については分けて考えるよう、JR西日本に指導していく。③JR西日本が復旧に向けて現地の調査を進めており、その結果を把握した上で、適切に対応してまいりたい。と答えたと永富県総合企画部長が県議に「報告」しました。
大平中国ブロック候補は、本日、JR山陰線の被害現場を視察する予定です。
日本共産党山口県委員会として、大平候補とともに、JR美祢線・山陰線の早期復旧をJR西日本に求めるための準備を進めています。
次に、宇部市の国道190号線藤山交差点付近の度重なる冠水被害についてです。
大平よしのぶ候補と私は、時田宇部市議、浅田宇部市議とともに、宇部市土木建築部下水道経営課の担当者から、藤山交差点付近で行われている玉川ポンプ場と居能1号バイパス幹線の工事の進捗状況について説明を受けました。
老朽化した鵜の島ポンプ場と栄川ポンプ場を統合し、来年度完成を目指し、玉川ポンプ場の建設が進められています。これまでは、1時間に47ミリの排水能力が1時間に55ミリに拡大します。
市下水道経営課の担当者は「玉川ポンプ場と直径3.5㍍の下水道管の完成で、周辺の民家の排水能力が向上し、同時に、藤山交差点付近を流れる藤曲水路からの水を配水する力は増すことが予想される。ポンプ場の排水管の新設をした上で、藤山交差点の冠水がとまる保障はない。浸水する国道付近はすり鉢状になっている。国交省は、宇部市のポンプ場などの改良の状況を見て、国交省独自の改良の必要性があるかどうか見極めると宇部市に説明している。」などと説明しました。
また、市担当者は、国道190号線の藤山交差点付近の通行規制について、「6月30日から、7月10日までに、10回の通行規制があった」ことを明らかにしました。
市担当者は「例年は年間2回程度の通行規制であり、今年は異例の回数になっている」と語りました。
国道190号線の藤山交差点は、山陽小野田市や宇部市厚南地域から宇部興産など通勤する車で、朝夕渋滞するスポットです。
宇部市内での最重要幹線の一つが国道190号線です。このような国道190号線藤山交差点が、今年10回も冠水し、交通規制がかかることは看過できません。
宇部市がポンプ場や排水路を改良することを評価しつつ、国交省として、国道190号線の藤山交差点付近を改良し降った雨を排水する能力を高め、道路冠水を防ぐ対応を行うことが求められます。
今後、日本共産党県委員会などが行う国土交通省とのレクチャーなどで国道190号線藤山交差点付近の冠水解消を要望したいと考えています。
私は、①国道190号線藤山交差点付近の浸水解消のために、県として対応していることはあるのか②国道190号線藤山交差点付近の浸水解消のために、県として国に要望したことはあるのかについて、県土木建築部に照会を昨日行いました。
照会した結果も受け、この問題での県の対応についても今後、求めていきたいと思います。
6月30日以降の大雨災害に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
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