7日、読売新聞は、岩国市で車を盗み、事故を起こして逃走した米軍岩国基地所属海兵隊員の裁判について次のように報じました。
「岩国市で車を盗み、事故を起こして逃走したとして、窃盗罪や自動車運転死傷行為処罰法(過失運転致傷)などに問われた米軍岩国基地の海兵隊員とドミニク・ヤングレン被告(21)の初公判が6日、山口地裁岩国支部(岡田総司裁判官)であった。被告は起訴事実を認め、『愚かなことをした』と述べた。検察側は懲役2年6月を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は16日。検察側は冒頭陳述で、被告は事故後、逮捕されることを恐れて立ち去ったと主張。論告では『自己中心的な犯行動機に酌量の余地はない』一方、弁護側は『被告本人と米国の家族が被害の一部を弁償しており、日米地位協定に基づく弁償も見込まれる』として情状酌量を求めた。起訴状などでは、被告は昨年12月3日朝、市内の事務所で乗用車(約530万円相当)を盗んだ後、飲酒運転で信号待ちの車に追突。2人にけがを負わせ、逃走したとみられる。」
私は、2月県議会で、この米兵犯罪について一般質問を行いました。
私が質問した内容は、2点です。一つは、米兵等が犯罪を犯したときには、米軍基地内にいるときでも、起訴前に日本の当局が身体拘束できるよう日米地位協定の改定をすべきだという質問です。
犯罪を犯した米兵は、基地内に逃げ込んだため、山口県警は、起訴前の身体拘束が出来ませんでした。
日米地位協定の抜本的改正を強く求めます。
二つ目は、被害者への損害賠償を早期に行うべきとの質問です。
記事には「日米地位協定に基づく弁償も見込まれる」とあります。
被害を被った自動車店には、未だに十分な弁償が行われていないということを米兵の弁護側が認めているのです。
被害者へ早期に損害賠償がなされることを強く望みます。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
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