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山口県のセンチュリー購入訴訟 広島高裁が県追認の不当判決下す

 山口県が貴賓車「センチュリー」を購入したのは違法な支出だとして、元県職員の松林俊治さんが村岡嗣政県知事に全額を県に返還するよう求めた住民訴訟の控訴判決が10日、広島高裁でありました。高裁判決について今朝のしんぶん赤旗日刊紙は次のように報じました。
 「山口県が貴賓車としてトヨタの2090万円の最高級車『センチュリー』を購入したのは違法な支出だとして、元県職員の松林俊治さん(76)が村岡嗣政知事に全額を県に返還するよう求めた住民訴訟の控訴審判決が10日、広島高裁でありました。西井和徒裁判長は全額の返還を命じた原告勝訴の山口地裁判決を取り消し、県の主張を全面的に追認する不当判決を出しました。県は2020年、3台保有していた同車のうち、更新基準を満たさない1台を含む2台を処分し、新たに1台を購入。2台とも皇族らを乗せる貴賓車ですが、従来通り、県議会議長と副議長が日常的に使っています。判決は、同車の購入が以前より約700万円高いことから『高額である感は否めない』としつつ『不当に高額とも認められない』と容認。昨年11月の山口地裁判決が『あまりにも検討が不十分』として認めた知事の裁量権の逸脱・乱用した違法行為と、監督上の義務に違反した過失を、いずれも認めませんでした。判決後の報告集会で松林さんは『非常に残念だ。納得できない』と述べ、最高裁に上告すると表明。『引き続き税金を無駄に使わせないとの声を上げていく』と語りました。内山新吾弁護士は判決を『県の主張を全面的に認め、むしろ補強するぐらいの中身だ』と批判。『これで山口地裁判決の価値が消えてしまうわけではない。運動で世論を強め、センチュリーの運用を見直させることが大事だ』と述べました。」
 広島高裁の判決は極めて不当な内容です。
 日本共産党山口県議団は、明日、柳居議長に、センチュリーを議長車として活用することを取りやめるよう要請する予定にしています。
 センチュリー問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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