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県教育委員会議で宇部西高、高森みどり中の募集停止が了承される

 23日、県教委は、教育委員会議を開いて、高校再編計画を承認しました。
 このことについて、24日付け山口新聞は次のように報じました。
 「宇部西高校と高森みどり中学校の生徒募集などを盛り込んだ県立高校再編整備計画(前期・2022~26年度)の素案について県教育委員会は23日、教育委員会議を開いて審議を行い、正式に承認された。今後は計画に沿って再編整備を進めていく。会議で委員からは『存続を求める要望書や反対署名をどう受け止めているか』といった意見が出たが、担当者は『多くの人の思いは受け止めているがそれを踏まえても苦渋の決断をしなければいけなかった』などと述べた。同計画では24年度から宇部西高校、26年度から高森みどり中の生徒募集を停止し、宇部西高の教育機能は山口農業高校などに継承するとしている。他にも26年度に下関西高と岩国高に中高一貫校を設置することなどが盛り込まれている。繁吉健志教育長は『少子化の波はわれわれの想定を大きく超える勢いで押し寄せてくる。新たな時代に対応した学校づくりを今、進めていかなければ山口県の教育に未来はない』と改めて理解を求めた。宇部西高、高森みどり中の募集停止を巡っては、同窓生らが存続を求める会を結成。計画の白紙撤回などを求める署名活動を展開したり、関係者が繁吉教育長に直訴したりするなど計画に反対する動きを見せている。」
 教育長は、高校再編を進めなければ「山口県の教育に未来はない」といいます。教育長が言う山口県教育の未来とは何でしょうか。競争に勝つ子どもばかりに視野が行き過ぎていると思います。多くの不登校の子どもや中山間地域の子どもや大学に進学しない子どもや、第一次産業を学ぶこどもなど、全ての子どもたちの未来を教育長は視野に入れた上で、「山口県教育の未来」と語っているのか甚だ疑問です。
 高校再編計画の素案を少なくとも1年半前に提示していた教育委員会でしたが、今回は、わずか2か月余りで、素案から案にして、教育委員会議で結論を出す性急さを何度も本ブログで指摘しましたが、今日のブログでも県教育委員会の民主主義を無視するやり方を強く抗議したいと思います。
 わが子が通う宇部西高校が募集停止することはとても残念です。宇部西高校の存続を求める会の皆さんは引き続き、署名を集めておられます。私は、宇部西高校の存続を求める署名に更に協力し、引き続き、県教委に宇部西高校の募集停止の撤回を求めていきたいと思います。
 宇部西高校と高森みどり中の募集停止が県教育委員会議で承認されました。この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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