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「校則見直し、半数以上の高校が完了している」と回答

 私は、12月6日に一般質問で登壇しました。
 教育問題では、高校再編のほかに以下の質問を行いましたので報告します。
 第一は、生徒指導提要改定に関する諸問題です。
 国の生徒指導に関する基本文書「生徒指導提要」が12年ぶりに改訂され、私の質問の翌日(7日)に改訂版が公表されました。私の質問は、(案)についての段階でしたが、以下の質問を行いました。
 この問題の第一は、校則の見直しについてです。
 公表された生徒指導提要(案)は、校則について「本当に必要なものか絶えず見直し、不要に行動が制限される児童生徒がいないか検証することも重要」としています。
 私は、21年6月県議会で、県立高校の校則の見直しが必要なものがあることを指摘しました。
 県教委は、文科省からの実態に応じて校則を改めるよう求める通知を県立全校に通知し、校則を見直すよう促したと回答しました。
 私は、校則の見直し状況について質しました。
 副教育長は「本年8月末に県立高校を対象に調査したところ、すべての高校で見直し作業が行われ、半数以上の高校で見直しが完了しているところだ。近く、公表される生徒指導提要の改訂の趣旨を踏まえ、適切に対応してまいる」と答えました。
 現在、8月末に県教委が行った県立学校の校則の調査結果について年内にいただけるよう資料請求を行っているところです。結果が分かり次第、本ブログで報告します。
 二つ目は、性的マイノリティへの対応についてです。
 公表された改訂(案)は、性的マイノリティへの対応として「教職員が悩みや不安を抱える児童生徒の良き理解者となるよう努める」ことなどが明記されました。
 私は「近く公表される児童生徒指導提要の改訂を受け、県は、性的マイノリティの児童生徒への配慮を具体化させるべきだ」と質しました。
 副教育長は「県教委では、平成27年の国の通知を受け、具体的な配慮事項等について各学校にすでに依頼をしているところであり、今回の生徒指導提要の改訂も踏まえ、引き続き、適切に対応してまいる」と答えました。
 教育問題の次のテーマは、教員不足の解消についてです。
 10月1日時点の教員未配置数は76人となっています。
 いわゆる「教師不足」の改善を図る方策の一環として、文科省が、年度の初期ごろに産育休を取得することが見込まれている教員の代替者を、4月の年度当初から任用するという「先読み加配」を行う予定とする通知を発出しました。
 私は、教員未配置の状況についての認識と、「先読み加配」への対応について質しました。
 副教育長は「教員の未配置について、この状況はできるだけ早く解決しなければならないと考えている。「産・育休代替教員の安定的確保のための加配定数による支援」、いわゆる「先読み加配」については、今後の国からの通知等を踏まえ、適切に対応してまいる」と答えました。
 明日以降も、私の質問の内容を報告してまいります。

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