戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会は、昨日、篠﨑宇部市長と野口宇部市教育長に対して、「安倍晋三元首相の『国葬』『県民葬』に関する要望書」を提出しました。
国葬・県民葬の際、市民に弔意を強制する行動を行わない要請書を提出しました。
要請書を持っているのが佐々木共同代表 その後ろ左が私
要望書の内容は次の通りです。
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2022年9月12日
宇部市長 篠﨑 圭二 様
宇部市教育長 野口 政吾 様
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会
共同代表 佐々木明美・坂田 勇司
〒755-0031宇部市常盤町1-1-9
日本基督教団宇部緑橋教会内
電話0836-21-8003
安倍晋三元首相の「国葬」「県民葬」に関する要望書
わたしたちは、憲法の平和主義、民主主義への破壊的策動に反対し、この国の立憲主義をより進展させるために活動している宇部市内の市民団体です。
この度、実施されようとしている安倍元首相の「国葬」「県民葬」について、御職におかれては、賢明な判断と勇気をもってこれに反対し、たとえ協力要請などがあったとしてもこれを明確に拒否して下さるようここに要望いたします。
人の死は、その近親者が自発的に悼むものであり、公権力が関与することは、たとえその近親者が了承したとしても、公費の支出において、また弔意の実質的な強制において、憲法が保障する、思想、良心、信教の自由を侵害するものとなります。故に、日本国憲法が施行された際に、旧憲法下における「国葬令」は失効したのであり、また新たな立法化も出来なかったのです。
憲法違反の「国葬」「県民葬」を、国政府及び県政府は実施してはならないのであり、従って宇部市役所は、たとえ国政府や山口県政府より何らかの要請や促しがあったとしても、従う必要は無く、また従ってはならないのです。
市内公共機関等への情報の伝達、半旗掲揚、議会等における黙祷等も、憲法違反の可能性が高いものと言わざるを得ませんので、決してしないよう加えて要望します。
以上
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要望書を受け取った村上総務部長は、「現時点で、県から要請を受けているのは、県民葬開催を宇部市広報に掲載してほしいというものだ。それへの対応を含めて、現時点で何も決めていない。」と回答しました。
懇談の中で、村上総務部長は、「7月の安倍元首相の葬儀の際、半旗を掲げたことなどの対応したことは、国葬などでの対応を考える上での先例となる。」と発言しました。
参加者からは、「山口県弁護士会が国葬に反対する会長声明を出すなど国葬は憲法違反との批判が強まっている。憲法を擁護する公務員として国葬などに毅然とした対応をお願いする」などの意見が相次いで出されました。
最後に、村上部長は「いただいた意見は、市長と教育長に伝える。市民の様々な意見を聞いて、最終的な判断は、市長が行うことになると考える。」と答えました。
私は、「戦前の国葬令は、大日本帝国憲法に基づくもので、法的根拠があったが、法の下の平等や思想良心の自由を保障した日本国憲法の元で、国葬を行う法的根拠はない。個人の尊厳を冒し、国家が安倍元首相への弔意を強制する国葬に、地方自治体が重ねて、市民の弔意を強制すべきではない。」などと訴えました。
総がかり行動うべ実行委員会では、16日と国葬当日の27日、国葬・県民葬に反対する集会とデモ行進を計画しています。
16日は、18時、27日は、12時20分に宇部市役所横の真締川公園で集会を行い、その後、デモ行進を計画しています。
多くの皆さんの参加をお願いいたします。
私のブログで、県民葬に関するアンケートを行っています。皆さんのご協力をお願いいたします。
引き続き、国葬・県民葬に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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