日本共産党山口県委員会と同県議団は、7月25日、村岡知事に「安倍元首相礼賛の『県民葬』は行わないことを求める要請書」を提出しました。
安倍元首相礼賛の「県民葬」は行わないことを求める要請書を提出する吉田県委員長(左)
要請書の内容は、以下の通りです。
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安倍元首相礼賛の「県民葬」は行わないことを求める要請書
山口県知事
村岡嗣政様
2 0 2 2年7月2 5日
日本共産党山口県委員会
委員長 吉田 貞好
日本共産党山口県議会議員団
団長 木佐木大助
村岡嗣政知事は7月1 5日、報道陣の取材に答える形で、参院選の街頭演説中に銃撃を受けて亡くなった県選出の安倍当三元首相の県民葬を実施する考えを示しました。遺族側の了解が得られれは、政府が秋に予定する国葬の後に開くとしています。安倍氏の相父の岸信介兀首相らに続き、戦後6人目となります。
日本共産党山口県委員会は、安倍元首相が無法な銃撃で穀害されたことに対して、深い哀悼の気持ちをのへ、挙への厳しい糾弾を表明してきました。政治的立場を異にしていても、ともに政治に携わってきたものとして、亡くなった方に対しては礼儀をつくすのがわか党の立場です。
村岡知事は、報道陣の取材に対し、「憲政史上最長の長きにわたって言相の車責を務め、県政の准進にも大変な後押しを頂いた。最も深く遅幃の急を表する形として県民葬を執り行いたい」と言明されました。
このように安倍元首相を、全面的に礼賛する立場での「県民葬」を行うことは、県民のなかで評価が大きく分かれている安倍氏の治的立場や政治姿勢を、山口県として全面的に公認し、欒として安倍氏の政治を美・礼賛することになります。
また、こうした形で「県民葬」を行うことが、安倍元首相に対する弔意を、個々の梟民に対して、事実上強制することにつながることが、強く懸念されます。
弔意というのは、誰に対するものであっても、弔を示すかとうかも含めて、すへて内心の自由にかかわる問題(あり、県が弔意を求めたり、弔急を事実上強制したりすることは、あっ(はならないことです。
以上の重大な問題点を考慮し、 日本共産党山口県委員会と同県議会議員団は、下記事項を要請します。
記
1、安倍元首相を礼員する立場での「県民葬」は行わないこと
2、 あくまで「県民葬」を行う場合は、憲法第1 9条が定める「内心の自由」の侵害につなかる恐れのある行為は一切、行わないこと
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要請書を受け取った倉本人事課副課長は「県が設置した記帳所へ13800人の県民が記帳したことや、過去の例から安倍元首相の県民葬を開催する方向を遺族に伝えている。要請については趣旨は理解した。意見の内容を上司に伝える。」と答えました。
また、倉本副課長は、県民葬開催に抗議するメールや意見が県民から寄せられていることなどを明らかにしました。
私は、「議会を開催し、県民葬の内容を議論すべきだ。県民葬の開催は、安倍氏の負のレガシーを帳消しにし、岸田政権の政権維持に利用される怖れがあるものだ。」と指摘しました。
安倍元首相の「県民葬」開催問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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