山口県保険医協会報第574号(2022年6月5日)(以下、協会報)に、子どもの医療費助成制度の県内市町の今年5月現在の状況が次のように報じられています。
「県内の各市町で子どもの医療費助成制度について、今年度は3市(宇部、柳井、美祢)2町(田布施、平生)で拡充が実施されています。近年、各市町による制度拡充が続々と進み、ほぼ全ての市町で義務教育終了までの助成が行われています。こうした中『就学前まで』『一部負担あり』『所得制限あり』の県制度を一向に改善せず、制度拡充に消極的な態度を取り続ける県の姿勢が一層問われています。」
協会報を基に、拡充された市町の状況を報告します。
宇部市は、小学生以上には所得制限がありましたが、今年8月から、所得制限がなくなります。
柳井市は、通院が、小学校6年までが、高校3年までとなります。また、入院は、中学3年生までが、今年10月から、高校3年までとなります。
美祢市は、中学生以上には所得制限がありましたが、今年8月からなくなります。
田布施町は、小学生以上には所得制限がありましたが、今年8月からなくなります。
平生町は、小学生以上には所得制限がありましたが、今年4月から所得制限がなくなりました。
これにより、県内19市町の内、通院で中学校3年以上が17市町となり、入院は、防府市以外全ての市町が中学3年以上となりました。
一部負担金なしが、17市町、所得制限なしが、14市町となりました。
協会報にある「県制度を一向に改善せず、制度拡充に消極的な態度を取り続ける県の姿勢が一層問われている」との指摘は、その通りだと思います。
私は、環境福祉委員会の中で、県に子どもの医療費助成制度を拡充するするよう求めていきたいと思います。
子どもの医療費助成制度に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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