私は、2020年6月県議会の一般質問で、保健所の体制強化を取り上げました。
2004年に豊浦保健所・豊田支所、厚狭支所が廃止されました。
2005年に玖珂支所、大島支所、美祢支所が廃止されました。
2010年に防府保健所が廃止されました。
その結果、03年と19年を比較すると、県全体で376人いた職員が237人(03年比63%)となりました。
医師は10人から6人(03年比60%)。保健師は79人から53人(03年比67.1%)。臨床検査技師は20人から9人(03年比45%)になりました。
私は、「廃止した支所を復活させて、保健所の体制を抜本的に強化すべき。」と質しました。これに、弘田健康福祉部長は、「今回の新型コロナウイルス感染症への対応においては、会計年度任用職員の増員や庁内外からの職員の応援体制の確保等により、必要な体制強化を図っているところであり、お示しの統合した支所の復活は考えていない。」と答えました。
2月22日、2月県議会に向けての議会運営委員会が開かれ、2月県議会に提出予定の議案の概要が説明されました。
2月県議会への提出予定議案に「山口県保健所条例の一部を改正する条例」があります。総務部の職員は「防府保健所を設置するもの」と説明しました。条例が可決されれば、4月1日から山口保健所防府支所が防府保健所に格上げされる見通しです。
コロナ禍の中、最前線で対応にあたっている保健所の体制強化を求めてきた私としては、山口保健所防府支所が防府保健所に格上げされることを評価します。その上で、現在、保健所長が複数の保健所長を兼務している点や保健師等の専門職を更に増やす点など、保健所全体の体制強化の中で、防府保健所の体制強化を2月県議会で求めていきたいと思います。
保健所の体制強化に向けて、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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