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下小鯖メガソーラー事業者が防災工事を徹底するよう県へ要望

 2月9日、小鯖の自然環境を守る会は、村岡知事に、「下小鯖太陽光発電施設の工事完了届に伴う県による完成検査の徹底と届出書の受理について」とする申し入れ書を提出しました。

  下小鯖メガソーラー建設にあたり防災工事の徹底を求める要請を行う(手前右が私)

 1月29日、小鯖7区自治会において県・事業者および小鯖7区自治会合同の現地視察と懇談会が開かれました。
 懇談会の中で、小鯖7区自治会と事業者が交わした協定書に明記されている防災工事が遅れていること等が明らかになりました。
 申し入れ書は、「事業者が提出する工事完了届の受理については、県による完成検査の徹底とともに7区自治会が要望する防災対策の完了を確認したうえ、受理されるよう求める。」としています。
 申し入れ書を受け取った県農林水産部森林整備課の担当者は、「申し入れ書の内容は、業者に伝える。」と答えました。
 森林整備課の担当者は、「調整池・沈砂池などの設置など林地開発の許可要件に係る点については、事業者から工事完了届が提出された段階で、計画通り設置されているかなど、点検することになる。」と答えました。
 その上で、担当者は「県として、事業者からの工事完了届を受理した後は、事業者への行政指導は及ばなくなる。」とも説明しました。
 私は、県の担当者に、「県が工事完了届を受理するまでに、事業者が地元と交わした協定書が十分に履行されるよう行政指導を行ってほしい。また、林地開発要件通りに、調整池等が設置されているのかについて、十分に点検してほしい。」と強く要請しました。
 過去、大きな水害が発生した地域の山が開発され、巨大なメガソーラーが建設されています。
 県は、メガソーラーや巨大風力発電所の開発から、自然環境を守り、周辺住民の命を守ることができるよう、用途を制限する条例を早急に制定すべきです。
 メガソーラーや巨大風力発電事業に係る皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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