10月21日、宇部日報は、宇部市政100周年の祝賀で、自衛隊の飛行部隊が宇部市上空を飛行すると次のように報じました。
「宇部市誕生から100年となる11月1日に、自衛隊の飛行部隊が市上空を祝賀飛行する。篠﨑圭二市長が21日の記者会見で発表。『市民と記念日の喜びを共有したい。特別感を楽しんでもらえれば』と語った。飛行するのは、海上自衛隊小月航空基地に所属するプロペラの練習機Tー5(通称ホワイトアローズ)、航空自衛隊築城基地に所属するジェットの実機F-2、同春日基地に所属するジェットの練習機T-4。午後1時から記念会館で行われる市政施行100周年記念式典を前に、正午から午後0時半までの間の15分間、市野球場『ユーピーアールスタジアム』から記念会館まで約3キロの上空を飛ぶ。各部隊は、2、3機で編成。3分間隔で東部から市街地に入り、ユーピーアールスタジアム付近で500メートル程度まで高度を落として、記念館まで高度を上げて西部に抜ける。アクロバットや煙幕は行わない。市では注意点として『飛行時はジェット音が鳴る場合があるので理解を。観覧のために公共施設への駐車、密になっての観覧は控えてほしい』と呼び掛けている。」
戦争させない 9条壊すな総がかり行動うべ実行委員会では、「宇部市政施行100周年記念自衛隊祝賀飛行についての質問と要望」書を篠﨑市長に提出するよう準備を進めています。
提出の準備を進めている質問と要望の内容は次の通りです。
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1. 軍⽤機である⾃衛隊機の⾶⾏は、市制 100 周年に関係ないばかりか、社会教育上不適切だと考えます。また、関係基地の⼀つ築城基地所属の戦闘機による騒⾳被害には、宇部市⺠は⽇頃から悩まされてもいます。更には、かつて「宇部まつり」における⾃衛隊の展⽰について「⾒直しを含めた検討を⾏う」(宇広要第 67 号)とされた、宇部市の⽅針とも⽭盾するものです。以上の理由から、この度の⾶⾏を中⽌することを要望します。
2. この度の⾶⾏を中⽌なさらない場合は、この⾶⾏が、市政 100 周年並びにかつての宇部市の⽅針とどの様に整合するのか、合理的にご説明下さい。
3. どのような経緯で⾃衛隊が⾶⾏することになったのか、発議及び決定の経緯についてご説明下さい。
4. ⾃衛隊機の⾶⾏は当然、公費で賄われるのだと思いますが、宇部市と国でどのような⽀出分担になっているのかご説明下さい。
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宇部市が施政100周年で飛行を計画している自衛隊築城基地所属のFー2戦闘機は、今年4月22日、長門市と美祢市の境である花尾山周辺に衝突防止灯(重さ約400g)を落下させた航空機です。
日本共産党県議団と長門市と美祢市の市議らがこの問題で知事へ要請も行いました。
この事故は、撮影のため、F2が2機ならんで飛行しており、接触したものだと自衛隊が原因を公表しました。
F2を巡っては、2018年11月にも2機が空中接触。19年2月に1機が山口県沖の日本海に墜落しています。
ミサイル4発登載可能な戦闘爆撃機を市政100周年祝賀の名目で、宇部市上空で飛行させていいのでしょうか。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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