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岩国市美和町の太陽光発電所周辺で被害続く、地元住民の要望に県が回答

 廣兼輝夫岩国市美和町立岩地区自治会長、林雅之同片山地区自治会長、中村光信美和町の自然を守る会会長は、7月12日、村岡嗣政山口県知事に「岩国市美和町の太陽光発電所建設に伴う林地開発許可の取り消し(計画の見直しを含む)を求める請願書を提出しました。

 岩国市美和町へのメガソーラーに関する要望へ回答(左から、松田衆院候補、廣兼会長、中村会長)

 この請願書に対し、9月3日、県森林整備課から回答がされました。松田一志衆議院山口2区予定候補、藤本かずのり県議が同席しました。
 第一に、下畑川で『鉛』などが検出されています。要望書では、県の対応について質しました。
 中村美和町の自然を守る会会長は「下畑川で、鉛が環境基準を上回って検出された。下畑川から利水する水田は、2年続けて耕作を諦めている。沈砂池を県独自に調査すべきだ」と求めました。
 県森林整備課の担当者は「業者には、林地開発用地内から濁水を出さないよう指導している。県としての沈砂池の調査は難しい」と答えました。
 第二に、7月8日の午後からの豪雨で護岸破壊、田畑への土砂の流入等が発生しました。要望書では、県の対応を質しました。
 藤本県議は「林地開発用地内からの土砂などで、県河川と県道が崩壊した。復旧に対しては、業者に賠償を求めるべきだ。特に盛り土に対する対策の強化を求めるべきだ」と求めました。
 県森林整備課の担当者は「県河川や県道の被災要因については調査中である。土手の嵩上げや強度の強化などを業者に要請し、林地開発用地内の復旧は終了している」と答えました。
 要望項目の第三は、「開発許可業者と『アールエスアセットマネージメント』との関係」についてです。
 松田衆院予定候補は「住民説明会などに参加する『アールエスアセットマネージメント』は投資会社であり、メガソーラーの運営に責任が持てるのか」と指摘しました。
 県森林整備課の担当者は「『アールエスアセットマネージメント』は、開発許可業者である東日本ソーラー13から事業全般の委託を受けた業者だ」と答えました。

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