ブログ

中電が、3度目のボーリング調査の申請を県に行う

 NHK山口放送局は、昨日午後、中国電力が上関町で海上ボーリング調査を再開するために、必要な許可申請を行ったと次のように報じました。
 「中国電力は、上関町に原子力発電所の建設を計画していますが、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、予定地の海の埋め立て工事は中断されています。中国電力は、工事の再開に向けて、おととしから予定地に活断層が無いか調べるため、ボーリング調査を進めることにしていますが、計画に反対する住民の抗議活動や悪天候などを理由に、これまでに2度、調査を中断しています。こうしたなか、中国電力は、調査の再開に向けて、20日、県に対して改めて必要な許可の申請を行ったと発表しました。県の審査はおよそ1カ月かかる見通しです。中国電力の上関原子力発電所準備事務所は許可が出れば、直ちに調査を再開させたいとしていて、『安全に作業が進められるよう準備を進めたい』と話しています。」
 県は、2008年10月22日に中国電力に、原発建設のための埋立免許を交付しました。中国電力は、2009年10月7日に工事着手を県に届け出ました。中国電力は、2019年6月10日、県に、4回目の工事竣功期間伸長許可申請書を提出しました。中国電力が県に示した竣功期限は、2023年1月6日です。中国電力は工事着手から13年3カ月で竣功させるとしています。
 中国電力は、2020年4月22日、村岡知事に対して、「埋立てに関する工事の進ちょく状況報告書」を提出しました。
 報告書の中で中電は「令和元年度の工事の進ちょくはない。」と述べています。しかし、中電は、2023年1月6日に埋立しゅん功は完了する見通しだと報告書で述べています。 2021年4月末に、中電は、「令和2年度」の工事の進ちょく状況報告書を県に提出しています。県民の方が、県に情報公開請求していますが、現在審査中です。
 昨年度の工事進ちょくについて、中電は「進ちょくはない」と報告書に書くでしょう。2021年3月末現在で、残る1年10カ月後の2023年1月6日に埋立しゅん功は完了する見込みと書くでしょう。
 中国電力は、2019年、2020年、海上ボーリング調査を実施しようとしましたが、調査が出来ず断念しています。
 中電が、埋立免許の期限まで残り1年半で、ボーリング調査を終え、工事をしゅん功させることが出来ないことは衆目一致する所です。
 山口県は、見通しのない、中電のボーリング調査を許可すべきではありません。
 中電が、昨日、上関原発建設予定地周辺の海域でボーリング調査を行うために必要な許可の申請を県に行いました。
 皆さんはこの問題をどのようにお考えですか、ご意見をお聞かせ下さい。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。