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子どもの医療費助成制度 6市3町が拡充!

 山口県保険医協会会報第561号(2021年5月5日)に、子どもの医療費助成制度について県制度への上乗せ助成を実施している市町の一覧を掲載しました。
 会報は「県内の各市町で子ども医療費助成制度の拡充が進んでおり、今年度は6市(宇部、山口、下松、光、周南、山陽小野田)3町(和木、田布施、平生)で拡充が行われる予定です。」と報じました。
 会報より6市3町の拡充の状況を引用します。
 宇部市は、昨年度までは、一部負担金がありましたが、今年度からなくしました。(実施日2021年8月)
 山口市は、昨年度まで所得制限がありましたが、今年度からなくしました。(実施日2021年10月)
 下松市は、昨年度まで入院の年齢制限は、小学校6年までしたが、今年から中学3年生までとしました。(実施日2021年8月)
 光市は、昨年度まで所得制限が小学校以上でしたが、今年度から高校以上としました。(実施日2021年8月)
 周南市は、昨年度まで所得制限が小学校以上でしたが、今年度から中学校以上としました。(実施日2021年10月)
 山陽小野田市は、昨年度まで所得制限がありましたが、今年度からなくしました。(実施日2021年8月)
 和木町は、昨年度まで通院・入院の年齢制限が中学校3年でしたが、今年度から入院・通院とも高校3年としました。(実施日2021年10月)
 田布施町は、昨年度まで通院・入院の年齢制限が小学校6年でしたが、新年度から入院・通院とも中学3年としました。(実施日2021年4月)
 平生町は、昨年度まで通院・入院の年齢制限が小学校6年でしたが、新年度から入院・通院とも中学3年としました。
 県内6市3町で制度が拡充された結果以下のことが分かります。
 通院の年齢制限が、小学6年以下としているのは、防府市、下松市、柳井市のみとなり、他の市町は、全て中学3年以上となりました。
 入院の年齢制限が、小学校6年以下としているのは、防府市のみとなり、他の市町は、全て中学3年以上となりました。
 一部負担金があるのは、下関市と萩市のみとなり、他の市町はなくしました。
 所得制限があるのは、宇部市、光市、周南市、山陽小野田市、平生町のみとなり、他の市町はなくしました。
 会報は、「各市町が助成拡大に踏み切る一方、県は助成拡大に消極的な姿勢を続けています。子ども医療費の助成拡充は、県民共通の要望であり、県の事業として取り組まれるべき課題です。」と報じています。
 県制度は、通院・入院が就学前、一部負担も所得制限も設けています。
 私が県議になった時から年齢制限の拡充はされておらず、逆に、一部負担金が導入されるなど制度の改悪が進められました。
 県内市町が財政難の中、少子化対策や新型コロナ対策などの意味合いで、子ども医療費助成制度を拡充させています。
 会報が指摘するとおり、県は子ども医療費助成拡充をすべきです。
 私は、過去の議会や委員会で何度も県に対して子ども医療費助成制度の拡充を求めてきましたが、会報を読んで、決意を新たに、この問題に取り組んでいきたいと思いました。

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