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県知事へ新型コロナ対応に係る申し入れ(第6次)行う

 昨日、日本共産党県委員会と同県議団は、村岡知事に対して、新型コロナ感染症の対応に係る申し入れ(第6次)を行いました。

 申し入れは、私と木佐木県議、河合県副委員長が行い、県防災危機管理課の担当者が受け取りました。

 新型コロナウイルス感染症の対応に係る申し入れ(第6次)を手渡す河合副委員長

(手前が私、奥が木佐木県議)

 来週から始まる臨時議会の閉会までに文書で回答を受けることにしています。

 申し入れの文書は以下の通りです。

山口県知事
村岡嗣政様

2021年5月6日

日本共産党山口県委員会 
委員長 吉田 貞好
日本共産党山口県議会議員団
団 長 木佐木大助

新型コロナウィルス感染症の対応に係る申し入れ(第6次)

 新型コロナ感染は第4波の拡大期に入り、東京など4都府県に緊急事態宣言が発令されました。県内でも変異株による感染者が増加するなど、日々、深刻さを増しています。
 県内でもワクチン接種が始まりましたが、当初想定されたスケジュールからは大きく遅れており、国の後手対応に苛立ちが増しています。
県内業者、特に飲食に関わる業種は、「緊急事態宣言も出ていないのに外国客も地元の客もこの1年減ったまま。もう持ちこたえられない」との悲鳴が上がり、現に休廃業した店も増えています。
 あらためて、現時点での県民の命と暮らし、生業を守るための緊急要望をいたします。
 善処方ご検討いただき、後日、文書で回答ください。

《申し入れ事項》

1,医療体制の維持とPCR検査の抜本的な拡充
①新型コロナ患者を受け入れている医療機関はもとより、受診抑制の影響を受けている医療機関への財政支援を国に求めるとともに、県としても実態把握を行い、必要な財政手当てをすること。
②新型コロナ感染拡大の最大の要因である無症状感染者を早期発見し、保護・隔離するため、広島県が実施している薬局等を通じたPCR検査キットの無料配布に取り組むこと。
③若い世代に感染が広がっている状況を踏まえ、小中高校、大学生を対象にした前項のPCR検査キットの無料配布を検討すること。
④県が実施している介護保険施設や障害者施設等の従事者を対象にした一斉PCR検査については、1回限りとせず、ワクチン接種が行き渡るまでは頻回検査を実施すること。
⑤新型コロナ感染患者を受け入れている医療機関の従事者については、定期的なPCR検査を実施すること。また、それ以外の医療機関の従事者のPCR検査費用についても行政検査と同様の扱いにするよう国に求めること。
⑥新型コロナ感染拡大で懸念されている病床ひっ迫を加速させかねない地域医療構想に基づく病床削減、病院統合計画は中止し、拡充に転換するよう求めること。
⑦受診抑制につながる75歳以上の医療費2割負担への国の計画は中止するよう国に求めること。

2,ワクチンの迅速な接種体制の整備
①国に対し、必要なワクチンを一刻も早く確保するとともに、その配布スケジュールを明確にするよう求めること。
②自治体が実施するワクチン接種が円滑に進むよう県として人的、財政的な支援を行うこと。

3,中小零細事業者、困窮者等への支援
①営業時間の短縮や観光客の減少などで経営困難に陥っている中小零細事業者の経営を支援するため持続化給付金と住居確保支援金の再度交付を国に要望するとともに、県としても独自の財政支援を行なうこと。
②新型コロナによる失業や減収により生活に困窮する世帯等が増加していることを踏まえ、国に対し、定額給付金を支給するよう求めるとともに、県としても支援をすること。
③全国的に社会問題化している、生理用品が買えず、外出をためらう「生理の貧困」を生じさせないため、公立学校や公共施設に無料配布する窓口を設置すること。

4,東京オリンピック・パラリンピックの見直し
①新型コロナ感染拡大の第4波の終息見通しが立たない中で、感染拡大、医療体制のひっ迫を防ぐため、東京オリンピック・パラリンピックは中止するよう国に求めること。

以上

・・・

 引き続き、新型コロナウイルス対策に関する皆さんのご意見をお聞かせください。

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