新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言の全面解除から9日が経過しました。
厚生労働省が公表している「各都道府県の新規発生者の状況」(2021年3月31日12時現在)によると、直近1週間(3月22日から3月28日)の新規発生者数とその前の1週間(3月15日~3月21日)を比較すると前の週が直近1週間が上回っている都道府県が30自治体となりました。
明らかにリバウンド(感染再拡大)が表面化しつつあり、第4波の封じ込めへの対策が急がれます。
山口県でも、直近1週間(9名)がその前の1週間(7名)を上回っています。
30日は、県内で感染症患者が6名発生しました。29日が、3名ですので、今週は早くも9名となり、3月22日~3月28日までの9名と同数となりました。今週の感染症患者数が、その前の1週間の数を上回ることは必至の状況です。
山口県は、3月16日に、「感染者の散発的発生及び医療供給体制に特段の支障がない段階」のステージ1の状況にあるとしました。
30日、3名の変異株への感染が明らかになるなど、ステージ2へは予断が許されない状況と言えます。
29日、県は、新たに県内医療機関に5床(小児対応病床3床、精神疾患・認知症対応病床2床)を確保し、明日以降の確保病床数は34医療機関、480床になることを発表しました。
厚労省は、3月24日、「今後の感染拡大に備えた新型コロナウイルス感染症の医療供給体制の整備について」とする事務連絡を都道府県などに行いました。
これは、4月30日までに、都道府県において「感染者急増時の緊急的な患者対応方針」の策定を求める事務連絡です。
山口県が方針を策定した段階で、担当者から説明を受けることにしています。
明日から年度が変わります。山口県においても、様々な方々が移動を余儀なくされる時期です。
山口県内において、第4波を想定した万全の準備が求められている状況だと思います。
新型コロナウイルス感染症第4波封じ込めへ皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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