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「ミャンマーの市民の訴えを聞く会」を視聴しました。

 昨日、「ミャンマー(ビルマ)の市民の訴えを聞く会」主催のオンライン学習会を視聴しました。
 ミャンマー国軍は、2月1日のクーデター以来、国民の平和的な抗議に殺傷兵器を向け多くの死傷者が生まれています。
 昨日は、広島市の原爆ドーム前で、犠牲者の追悼式が行われ、原爆ドーム東側の西向寺本堂で「ミャンマー(ビルマ)の市民の訴えを聞く会」が開かれました。
 現地を含め3名のミャンマーの方から報告を受けました。メイン弁士は、国民民主連盟(NLD)日本組織委員会議長のタウンミィンウーさんでした。
 報告により、ミャンマーは、48年間軍事政権下に置かれていたことを知りました。2016年NLDにより国が統治され、この5年間民主主義が花開いたことのことでした。
 しかし、今年2月1日のクーデターで市民の暮らしは一変しました。
 ミャンマーでのクーデターは3回目でした。2月1日から3月22日までに亡くなられた方は265人、その中には2歳の子どもも含まれています。軍に拘束された市民の方は2290人以上となっています。
 最後に、報告者から日本の私たちに次のような提起を受けました。
 ①日本政府は、軍事クーデターグループを認識しないでほしい。
 ②連邦議会代表委員会(CRPH)を認識してほしい。
 ③軍事クーデターグループを支援しないでほしい。
 ④国軍によって任命された大使館職員にビザを発行しないでほしい。

 昨日、ミャンマーの方々からお聞きしたことを政治家の一人としてしっかり受け止め、今後の行動に生かしていきたいと思います。

 日本共産党の志位和夫委員長は、16日、ミャンマー国軍による軍事弾圧の中止を求める以下の談話を発表しましたので紹介します。

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ミャンマー国軍は武力弾圧をただちに中止せよ
――国際社会の一致した取り組みを呼びかける

2021年3月16日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫

一、ミャンマー国軍は2月1日のクーデター以来、国民の平和的な抗議に殺傷兵器を向け、一部で戒厳令を敷き、弾圧をいっそう強めている。国連の発表によれば、軍の弾圧による死者はすでに138人にのぼる。

 日本共産党は、平和的な抗議行動を武力で踏みにじる残虐な行為を強く糾弾する。ミャンマー国軍は弾圧を直ちに中止し、拘束した全ての人々を直ちに解放し、総選挙をへて民主的に成立した国民民主連盟(NLD)政権への原状復帰を行うよう、あらためて強く要求する。

一、抗議行動は、公務員も参加するゼネストも行われるなど、ミャンマー全土に広がっている。クーデターを容認しないというミャンマー国民の圧倒的な声は明確である。日本共産党は、国軍の暴挙に抗議してたたかうミャンマー国民との連帯を表明する。

 国軍は対話と協議を拒否する理不尽な態度をあらため、平和的解決への取り組みに踏み切るべきである。

一、国連安保理は、「女性、青年、子どもを含む平和的な抗議参加者に対する暴力を強く非難する」と全会一致で議長声明を発表した(3月9日)。東南アジア諸国連合(ASEAN)は、事態解決に向けて「法の支配、民主主義、人権尊重」の順守と「ミャンマーの全当事者が参加する平和的解決」のために努力を続けている。

 中国など一部の国は、「内政不干渉」の名のもとに、踏み込んだ対応を回避しているが、そうした対応は国軍の跳梁の背景ともなっている。民主的に選ばれた政権を軍事クーデターで倒すことは重大な国際問題であり、国際社会はこの暴挙を容認することがあってはならない。

 日本政府は、ミャンマー国民の意思に応え、軍政の正統性を認めないという立場を明確にし、国際社会の取り組みのために積極的な役割を果たすべきである。

・・・

 ミャンマーで起きた軍事クーデターについて、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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