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山口県の感染状況がステージ3

 7日付「山口民報」に、私は、「山口県の感染状況がステージ3。今こそ、検査拡大と人的強化を」と題する小論を寄稿しました。

 この文章は、1月28日時点のものです。

 昨日までの県内の感染者数は1283人、死者が25人となっています。周南市サ高住クラスター関連の感染者の累計が104人、宇部市医療機関クラスター関連が182人と医療機関や介護施設での大規模なクラスターの発生が、県内の感染者を増やしているのが現状です。

 2月2日時点の稼働病床数は154床で、依然として県独自の指標としてのステージ3の段階です。

 2月2日時点の療養者数は277人で、依然として県独自の指標としてのステージ3の段階です。

 今日時点でも、山口県は、感染者の急増及び医療供給体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階=ステージ3にある状況であることを再確認したいと思います。

 以下、山口民報に書いた文章を掲載します。ここで指摘をした医療機関と高齢者施設等への定期的なPCR検査を実施することについて、昨日、「新型コロナ対策と自治体財政」がテーマのオンライン学習会に参加し、平岡立命館大学教授から示唆をいただきました。この内容については、明日、詳しく紹介したいと思います。

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山口県の感染状況がステージ3。今こそ、検査拡大と人的強化を

県議会議員 藤本かずのり

 1月26日、村岡知事は、新型コロナウイルスの感染状況のステージを「感染者の漸増及び医療提供体制への負荷が蓄積する段階」のステージ2から「感染者の急増及び医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階」のステージ3に引き上げることを明らかにしました。稼働病床数のステージ3は118床から236床です。県の現状値は223床です。療養者数のステージ3は200人から339人です。県の現状値は384人ですので、ステージ3を超えステージ4の水準です。
 1月18日、日本共産党県委員会と県議団は、村岡知事に、「新型コロナから命と暮らしを守る緊急要望」を行いました。感染状況がステージ3になった今、日本共産党の提案の具体化が求められています。
 第一は、PCR検査の抜本的な拡充へ戦略的な転換を図ることです。1月28日までの感染者数は1190人。これまでに、県内で17例のクラスター(感染集団)が発生しています。宇部市の病院でのクラスター関係で156人の感染者が生まれるなど、今、病院や介護施設で相次いで大規模なクラスターが生まれています。今、療養病床等を持つ約100の県内医療機関全ての実地検査が実施されていますが、今求められているのは、医療機関、介護施設を対象にPCR検査を定期的に行う「社会的検査」の実施です。
 第二は、保健所の体制強化のため、退職者の活用や臨時職員の採用などを進めるとともに、抜本的な対策として、保健所・支所の増設や恒常的な定員増に踏み出すことです。1月18日の緊急要望の中で村岡知事は「新年度に保健師を増員したい」と述べました。感染状況がステージ3になった今、保健所の体制強化が急務です。

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 新型コロナ対策に対する皆さんのご意見を引き続きお聞かせ下さい。

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