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上関大橋を含む県内11の長大橋で補修計画つくりたいと土木建築部長が答弁する

 今日も11月県議会・一般質問の報告を続けていきたいと思います。
 11月14日午後8時ごろ上関大橋で橋面に段差が生じる災害が発生しました。私は、この問題を一般質問で取り上げました。回答は、阿部土木建築部長です。Q&Aで報告していきます。
 Q 11月24日に「上関大橋復旧検討会議」が行われたが、会議で、段差の原因はどう話し合われ、今後の対応についてどのような協議が行われたのか。
 A 先月24日に開催した第1回検討会議では、原因究明に向けた調査方法、橋全体の構造解析の方法、今後の検討会議の進め方等を議論いただいた。
 Q 道路橋の点検について、山口県橋梁長寿命化計画に基づき、上関大橋は、いつ調査して、健全度評価はどのような区分だったのか。
 A 点検の時期については、直近では平成29年度に実施しており、その評価は4段階のうち、健全度の評価が2番目に高い「予防保全段階」となっている。

 Q 長寿命化計画に基づいて、どのような点検を行い、どのような補修工事を行ったのか。

 A 点検については、庁寿命化計画に基づき、橋の主桁、橋台、橋脚などの橋梁全体について近接目視等により点検を実施した。補修工事については、点検の結果、補修が必要な個所について、適切なコンクリートをもう1回貼り付ける、炭素繊維をつけるなどの補修を行った。また、耐震工事が必要なものは耐震補強工事を行った。

 Q 山口県長寿命化計画に関し、離島架橋及び500㍍以上の橋梁16橋については、個別に補修計画を作成することになっているが、補修計画を立てた橋はいくつあるのか。

 A 16橋の内、補修計画を立てたのは5橋である。上関大橋は補修計画を策定していない。

 Q 長寿命化計画に基づき、離島架橋及び500㍍以上の橋梁16橋の内、上関大橋を含む11橋に補修計画が策定されていないのは大変残念だ。上関大橋を含む11橋の補修計画を策定すべきだ。

 A 11橋については、この計画について策定することを今後検討したいと思う。今回の検討会議の議論の結果も踏まえて、促進していきたい。
 Q 上関大橋の災害を受け、橋梁長寿命化計画の見直しが必要だと思うが。
 A 現在、損傷原因の究明を行っているところであり、直ちに、橋梁長寿命化計画を見直す考えはない。また、同種の橋梁の再点検については、検討会議の助言を踏まえ、適切に対応する考えだ。

 上関大橋を含む補修計画のなかった11橋において計画策定を検討するとの阿部土木建築部長の答弁を評価したいと思います。

 上関大橋での事故を受けて、上関大橋の早期補強工事の完了と同時に、県内での他の長大橋等が安定的に管理され修繕されることを切に願います。

 上関大橋の問題を始め、県内の橋の安全性に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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