今日付の「長門時事」は、長門市と美祢市の境に計画されている県内最大級の天井山風力発電事業(仮称)について次のように報じました。
「三隅宗頭から長門市渋木にかけて、美祢市との市境に、最大全20基の風車を建設する風力発電事業の計画が、このほど表面化した。事業を進めているのは、風力や太陽光など再生可能エネルギーの発電施設を設置、運営する『ジャパン・リニューアブル・エナジー』(本社=東京)。同社では、実現に向けて環境アセスメント手続きの第一段となる『計画段階環境配慮書』を作成。今月1日から同書の縦覧が長門市役所本庁や三隅支所などでスタート、市民から意見を求めている。10月1日まで。配慮書によれば、三隅宗頭の権現山(標高560㍍)から辻並の湯免ダム近くの天井山(同602㍍)、渋木の花尾山(同669㍍)にかけての山間部に風車を新設する計画。最大で全20基。1基のブレード(羽根)は3枚。その直径は120㍍前後。最大の高さは140㍍~160㍍。複数の機種を採用する予定で、機種によって規格が多少異なっているという。出力は1基4300kW。総出力は最大8万6千kWを見込んでいる。すでに三隅の天井山の山頂付近で風向調査などを続けているという。早くて4年後の2024年4月頃から着工。2026年7月頃から試運転を始め、翌2027年1月頃から営業運転したい-としている。事業実施予定のエリアから最短の民家までは400㍍ほどの距離。500㍍以内に7戸、500㍍~1キロ以内に164戸の民家が点在している。800㍍に宗頭幼稚園が位置している。長門市内には、現在、日置の千畳敷高原付近で2事業者が全3基の風車を、湯屋宇津賀築でも1事業者が3基の風車をそれぞれ稼働させている。」
県内では、巨大風力発電事業の環境アセスが相次いでいます。
天井山風力発電事業(仮称)、(仮称)室津吉母風力発電事業、(仮称)阿武風力発電事業、(仮称)白滝山ウインドファーム更新事業、(仮称)安岡沖洋上風力発電事業。
これらの中で、最大の事業規模となるのが、天井山風力発電事業(最大8万6千kW)です。
天井山風力発電事業(仮称)の環境影響評価法に基づく計画段階配慮書は、美祢市役所、嘉万公民館でも縦覧することができます。
長門市と美祢市の市境で県内最大級の風力発電所が建設されようとしています。
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