山口県弁護士会(野村雅之会長)が、「憲法9条の2を創設し自衛隊を明記する自由民主党による憲法改正案に反対する会長声明」(1月21日付け)を発表しました。
自民党の「自衛隊明記案」(2018年3月26日)は、現在の9条2項をそのまま残し、「9条の2」を創設して憲法に自衛隊を明記するものです。
安倍首相は「今と何も変わらない」と本質議論を避けて改憲策動を強めています。
これに対し会長声明は、①「9条の2」として明記する「自衛隊」及び「自衛の措置」が現9条2項の制約に服さず、際限なく拡大するおそれがある②「自衛隊」の組織・行動が憲法で明らかにされておらず、政府の判断の誤りで戦争に至る危険性が飛躍的に増大し、立憲主義の趣旨が没却されてしまう③改憲は両院の3分の2以上の賛成で発議され、国民投票の過半数の賛成が必要という厳格な現在の憲法規定が、国会の単独過半数で議決されるおそれもあると詳しく指摘。憲法秩序を害する危険のある自衛隊明記案に反対としています。
県内の全ての弁護士が所属する山口県弁護士会の会長が「自衛隊明記」の改憲案に反対を表明する声明を発出しました。
皆さんの感想をお聞かせください。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。