議員日誌

イージスふあんクラブ・山口が村岡知事へ申し入れ

 昨日、「イージスふあんクラブ・山口」は、村岡知事に対して、「イージス・アショア(ミサイルシステム)配備について、要望と質問」を行いました。

ふあんクラブ申し入れ

イージス・ふあんクラブの文書を提出する藤井代表

 要望項目の第一は、「山口市など県内でのイージスシステム配備に関する住民説明会の開催を強く要望します。」です。

 県防災危機管理課の担当者は「イージス・アショアの配備に関する住民説明会は、その開催場所等、国において判断されるものであり、県において、お示しの住民説明会の開催を求める考えはありません。」と答えました。

 交渉の中で、参加者から「クラブが参加した交渉で、防衛省・中国四国防衛局むつみ連絡所佐々木所長は『県と防衛省で調整し、全県での説明会は不要と判断した』と答えた。」との指摘がされました。

 県と防衛省はどのような調整をしたのかの事実関係について後日、私のところに、防災危機管理課から回答を文書でいただくことになりました。

 同佐々木所長は「県や自治体から要請があれば、全県説明会の開催を検討する。」とも答えているとの指摘もされました。

 全県での説明会の開催を県が抑えるような事実関係があったのなら、県民の知る権利を軽視する対応だと言えます。

 当面は、県からのこの点での事実関係を整理した文書を待ちたいと思います。

 私は、過去何度も住民説明会に参加しましたが、宇部市から車で2時間程度かかります。

 9時過ぎに説明会が終わることもあり、家に着いたのが12時前だったこともありました。

 先日は、むつみコミュニティーセンターでの説明会に参加しましたが、質問は地元優先ですので、萩市・阿武町以外の方が質問する時間はありませんでした。

 むつみ演習場から、山口市阿東地区は、数キロです。せめて、山口市阿東地区での住民説明会を開催すべきです。

 また、レーダーは、大気圏外のミサイルを迎撃するものです。

 全県的な影響を心配する県民はいるわけです。県下主要都市で説明会を開催すべきです。

 質問の第二は、2006年の「自衛隊むつみ演習場に関する覚書」についての知事の見解を質すものです。

 これについて県は「お示しの覚書は、陸上自衛隊山口駐屯地と地元萩市、阿武町の間でむすばれているものであり、県としては見解を申し上げる立場にありません。」と答えました。

 質問の第三は、イージス・アショアのむつみ演習場配備への県民の民意の確認方法についてです。

 これについて県は「現在、まだ、国による説明の途中段階であり、県としては、国において、地元の不安や懸念をしっかりと受け止め、詳細かつ丁寧な説明をさらに重ねていただくことが必要であると考えています。」と答えました。

 質問の第四は、イージス・アショアのむつみ演習場配備の認否に係る知事の法的権限の有無を質すものです。

 これに県は「山口県知事は、イージス・アショア配備の認否について法的権限は有していません。」と答えました。

 萩市阿武町以外の地域での説明会開催に向けて私も引き続き、しっかり発言していきたいと思います。

 イージス・アショア配備について皆さんのご意見を引き続きお聞かせ下さい。

 

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