議員日誌

イージス・アショア配備で防衛副大臣が来庁

 迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐり、防衛省の山本副大臣は、本日、11時すぎから村岡県知事や藤道萩市長、花田阿武町長に再調査の結果を報告しました。
 NHK山口放送局は、昼のニュースで次のように報道しました。
 「『イージス・アショア』の配備計画をめぐっては、防衛省の説明資料のなかで、萩市の自衛隊演習場近くの高台の標高が国土地理院のデータと異なるなど、ずさんな調査が相次いだことから、防衛省は、外部に委託して再調査を行ってきました。」「このなかで、山本副大臣は、▽高台の標高を航空機で測ったところ、レーダーの運用に影響がなく、電波が地表や構造物にあたることはしないとしたうえで、▽演習場周辺の地下水やわき水などに影響が出ないよう、具体的な措置を講じるなどと説明し、配備への理解を改めて求めました。これに対し、村岡知事は、『今回の説明は、外部の有識者による検証が実施されていて、より具体的な説明になっていたと受け止めている。住民に対しても詳細でわかりやすい説明を強くお願いしたい』と述べました。一方、地元への配備に反対している阿武町の花田町長は、『必要な防衛はしっかりすべきだと考えているが、候補地の演習場は、住民の生活圏や生産活動圏にあまりにも近接しすぎていて、住民の理解は到底得られない』と述べ、反対の立場を改めて強調しました。」
 県庁前では、イージス・アショア配備撤回を求める県民約50人が参加し、抗議の声をあげました。

イージス抗議行動(2019年12月)

   横断幕中央の青いジャンバーが私

 私は、以下の趣旨の発言を行いました。

・・・

 昨日、イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会の申し入れに同席しました。申し入れには、「秋田市新屋演習場への配備は、「住宅地との距離」を考慮し、見直す方向で検討をはじめたという。萩市むつみ演習場の周辺住民は、もっと近い距離で生活している。」「むつみ演習場との距離の考慮について説明」を防衛省に照会してほしい。という内容です。
 私は4日の一般質問で同趣旨の質問を行いました。平屋総務部長は「官房長官の発言は、秋田で再調査が進められている、新屋演習場を含む複数の国有地の配備候補地としての比較検討に関するものと承知しており、むつみ演習場近傍の測量を内容とする本県での再調査には当てはまらない。」と答弁しました。
 昨日の交渉で、県の防災危機管理課の副課長は「国からの前提条件は変わらないと承知している」つまり、東西2カ所のイージスで日本をカバーする前提は変わらないので、秋田市の例は、萩市には当てはまらないというのです。
 今の県の姿勢は、住民よりも国の意向を尊重するものと言わなければなりません。
 今日の、防衛省の来庁で、萩市への配備を一気に進めさせてはなりません。
 水の問題や西台にメインビームが当たる問題など未解決の課題は山積したままです。
 今こそ、秋田県の皆さんと連帯し、イージス・アショア配備撤回を実現いたしましょう。
 明日から説明会です。年末年始が大きな山場です。引き続き、頑張ってまいりましょう。

・・・
 イージス・アショアは、秋田にも山口にもいりません。
 イージス・アショア配備ついて、皆さんの想いをお教え下さい。

 

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