議員日誌

「秋田地上イージス見直し」との報道について

 今日の中国新聞は、「政府は地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」について、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場への配備計画を見直す方向で検討に入った。複数の政府関係者が10日、明らかにした。住宅密集地に近いことへの批判や、事前調査でミスを重ねた防衛省に対する地元の反発が根強く、理解を得るのが難しいとの異例の判断に傾いた。政府の候補地選定を巡る迷走ぶりが鮮明になった形で、早ければ2025年としている配備時期がずれ込む可能性も出てきた。」「防衛省は新屋演習場のほか、陸自むつみ演習場(萩市、山口県阿武町)の2カ所を候補地として選定。防衛省は、むつみ演習場が候補地として適しているとの再調査の結果をまとめ、17日に山口県に説明する方針だ。」と報じました。

 更に、中国新聞は、「政府が導入を目指す地上配備型迎撃システム『イージス・アショア』は、巨額のコストがかかる上、機能面での不安を指摘する声が消えない。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮は新たな関連技術を獲得しているとみられ、現在想定している地上イージスの迎撃性能では対応できないとの疑問がある。政府には配備の必要性を改めて説明する姿勢が求められる。防衛省は、地上イージス2基の取得費などとして4千億円以上を見込んでいる。これに敷地造成費や迎撃ミサイルの取得費を入れるとさらに膨らむ計算だ。米国製防衛装備品の『爆買いだ』との批判がある。」と報じました。

  今日、NHK山口放送局は昼のニュースで、「阿武町の花田町長は、11日開かれた定例会議の冒頭で、菅官房長官などが、再調査は住宅地との距離を重要な要素として進めるていると発言したことに触れた上で『大変的を射ている。本質はむつみ演習場でも何ら変わるものではなく、まったく同じ状況だ』と述べ、萩市の自衛隊むつみ演習場も候補地から外すべきだという考えを改めて強調しました。」と報じました。

 8日のブログで指摘したように、むつみだけを「適地」として、山口県にだけイージスを押し付けようとする防衛省の姿勢は許されません。

 また、中国新聞が指摘するように、イージス・アショアが高額であり、必要性への国民の疑問は払しょくされていません。

 消費税増税で国民が苦しむ中、イージスの爆買いは許されません。

 防衛省は、新屋への配備見直しに合わせ、イージス配備そのものを根本的に見直すべきです。

 16日には、イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会などが、村岡知事に、むつみへのイージス・アショア配備問題で申し入れをされる見込みです。

 17日には、防衛省が再調査等の結果説明で来庁します。

 来週は、むつみへのイージス配備にとって大きな山場となります。

 「秋田が見直しなら山口も見直せ」の声を更に大きくして、山口県へのイージス・アショアの配備をストップさせましょう。

 「秋田地上イージス見直し」との報道に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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