議員日誌

同調圧力には屈しない

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙の「朝の風」は、角川新書「同調圧力」を引用していました。

 「本書では、望月氏は、同業者が『望月記者の質問で官房長官の機嫌を損ね、オフレコ懇談でネタをとれない。官邸記者クラブの知る権利が阻害される』と漏らしている実態を紹介し、記者の側にある同調圧力を指摘する。こうした圧力は、安倍政権下で強くなったといえるが、道徳教育でも長らく協調性が求められ、ことわざに『郷に入っては郷に従え』とあるように日本の伝統的思考ともいえる。欧米でも『ローマではローマ人のようにせよ』と言われ、その土地の習慣を守ることには一定の普遍性がある。ただ『出る杭は打たれる』の類いは海外ではなさそうだ。逆に『きしむ車輪は油を差してもらえる』のように、言いたいことははっきり言えとの格言はある。ニューヨーク・タイムズが、望月記者を紹介する記事で、日本政府は『独裁政治の振る舞い』をすると批判したが、世界の常識はそこにある。」

 今日、私は、念仏者9条の会・山口の学習会で山口大学の立山紘毅教授の話しをお聞きしました。

 立山先生の「武力」に頼らない「安全保障論」は、希望を感じるお話でした。

 参加者の中から、「秋田ではイージス・アショアが争点となり、野党候補が勝利したが、その要因は?」との質問が出されました。

 立山先生は、いろいろな要因があると思うと前置きされたうえで、「秋田魁新聞が、イージズ・アショアの問題点を徹底的に取材し、公表してきたことは大きい」とお話をされて私は、頷きました。

 沖縄県での琉球新報と沖縄タイムズが、辺野古新基地問題に大きく切り込む報道を続けていることが、沖縄県で野党候補が勝利した要因の一つと言えるでしょう。

 日本にも同調圧力に屈することなく、ジャーナリズムを発揮している報道機関があることに気づきました。

 山口県内の報道機関にも同調圧力に屈しない報道を大いに期待したいと思います。

 全面的に総括は出来ていませんが、昨日の選挙結果は、安倍政権の同調圧力に屈しない国民の声が一定程度、反映された結果だったと感じます。

 立山先生の講演の最後に、憲法前文が取り上げられました。

 「われわれは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

 私は、国民の平和的生存権を守るために、念仏者9条の会の中でも更に学習を深めていきたいと感じました。

 同時に、県議会議員として、県民の平和的生存権を守る政治を実現するために力を尽くす決意を今日の学習会で新たにしました。

 昨日の選挙結果を皆さんはどう受け止めておられますか、皆さんのご意見・ご感想をお聞かせ下さい。

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