昨年9月阿武町議会に、イージス・アショアの陸上自衛隊むつみ演習場への配備計画の撤回を求める請願書が阿武町福賀地区全16自治会及び阿武町福賀地区全4法人の連名で、提出され全会一致で採択されました。
花田憲彦町長が、この議会で配備計画反対を表明した文章を「広報あぶ昨年10月号」から引用します。
「防衛は、もちろん国の大義であります。また、その延長線上で、現今の国際情勢の中で、国においてBMD(弾道ミサイル防衛)が必要であるということであれば、私は、これについてとやかく言うつもりはありません。しかし、一方で、阿武町民の信託を受けて、阿武町長に就任している私の大義は、阿武町民の安全・安心の確保であります。そして、私は、この町民の安心・安全を脅かすものを排除するのは、町長である私の当然の責務であると確信しております。そして、今現在の私の想いは正に、議会において採択された請願書に書かれてあるとおり、イージス・アショアが阿武町民の住居及び生活エリアに近接する、むつみ演習場へ配備されることは、町民の安全や安心、さらに平穏を著しく損なうことに繋がり、これまで阿武町が進めてきた地方創生の方向性である『自然や人、これを大事にしたまちづくり』、そして『町民からもIターン等めざす人達からも選ばれるまちづくり』これに逆行するものであります。そして、私のなすべきことは、町民の皆さんの、イージス・アショアに来てほしくないという切実な思い、悲痛な思い、苦しみに思いを致して、しっかりと受け止めることこそ、私の選択すべき道であると判断いたしました。よって私は、この場をお借りして、阿武町として『イージス・アショアのむつみ演習場への配備については反対である』ということを明確に表明させていただきます。」
いよいよこの日曜日が投票日で参議院選挙がたたかわれています。
イージス・アショアは、秋田市と萩市に配備が計画されています。
秋田県ではこの問題が争点になっているが、山口県では争点になっていないとの報道も聞かれます。
私は、そのようなことは決してないと思います。
参議院選の山口県での大争点は、イージス・アショアの配備です。
昨年、花田阿武町長が、「イージス・アショアに来てほしくないという切実な思い、悲痛な思い、苦しみに思いを致して、しっかり受け止めることこそ、私の選択すべき道」と述べましたが、この参議院選挙でどの候補者が、「イージス・アショアに来てほしくないという切実な思い、悲痛な思い、苦しみに思いを致して、しっかり受け止め」ているのか見極めようではありませんか。
「イージス・アショアに来てほしくない」という県民の意思を、託せる候補者を国政に送ろうではありませんか。
その意味で、花田町長の「配備計画反対表明」を読み返したいと思います。
「イージス・アショア」配備問題に対する皆さんのご意見お聞かせ下さい。
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