ミキ・デザキ監督の映画「主戦場」を観ました。
慰安婦たちは「性奴隷」だったのか?「強制連行」は本当にあったのか?
などなど「慰安婦問題」の論客たちに日系アメリカ人のミキ・デザキ監督が直撃したドキュメンタリー映画です。
「性奴隷」などはなかったとする論客として桜井よしこ氏、杉田水脈氏、ケント・ギルバート氏、藤岡信勝氏などが登場します。
文字ではなく映像ですので、表情に「真実」が現れます。内容は書けませんが、特に桜井氏の場面は要注目です。
「性奴隷」などがあったとする論客として吉見義明氏、小林節氏、中野晃一氏、俵義文氏などが登場します。
各氏の論理は、「事実」に誠実であろうとするもので清々しく感じました。
映画のパンフレットが買えなかったため、名前を定かに書くことがかないませんが、「南京大虐殺」の事実を調査する中で、歴史修正主義から抜け出したと発言した日系アメリカ人の女性の発言は、とても印象的でした。
彼女の発言から、歴史修正主義者の方たちがいかに事実を無視し続けているかが分かりました。
表題の「主戦場」は、私たちが傍観者であるとしても、歴史を修正し、歴史を繰り返そうとする戦いの場に立たされているのだという意味だと感じました。
更に言うならば、「主戦場」とは、アメリカ軍と一緒に海外で戦争しようとする自衛隊の立ち位置を意味しているのだと感じました。
ドイツ敗戦40周年でのワイツゼッカー大統領の演説は、あまりにも有名です。
「過去に目を閉ざす者は、結局のところ現在も見えなくなります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者はまたそうした危険に陥りやすいのです」
私たちは、好むと好まざるとに関わらず歴史の「主戦場」に立たされています。
私は、過去をしっかり見つめ、非人間的な行為を心に刻み、戦争の歴史を繰り返さないために、力を尽くしたいと、この映画を観て決意を新たにしました。
「主戦場」は、今後、山口情報芸術センターでも上映されるようです。一人でも多くの皆さんにご覧いただききたい映画です。
参議院選挙の投票日まで一週間となりました。
戦争の歴史を繰り返さないために、日本共産党への大きなご支援をお願いいたします。
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