昨日、大阪ガスは、「西沖の山発電所(仮称)新設計画からの撤退について」という以下の文章を発出しました。
「大阪ガス株式会社は、電源開発株式会社、および宇部興産株式会社と共に、2015年3月に山口宇部パワー株式会社を設立し、山口県宇部市西沖の山において、石炭火力発電所(仮称:西沖の山発電所)の新設計画を進めてまいりました。しかしながら、当社は、電力事業を取り巻く事業環境の変化や将来的なリスク党を踏まえ、当社の投資基準に照らして総合的に判断した結果、事業化検討から撤退することを決定しました。」
昨日この事案をKRYは、次のように報じました。
「24日、出資している大阪ガスが石炭火力発電所新設事業の不透明さなどを理由に撤退を決めたことから計画の変更を検討し、国に提出している環境影響評価準備書を取り下げるとした。」「山口宇部パワーは今後、出力60万kWの発電施設を2機から1機にすることなどを検討していくとしている。」
大阪ガスの判断を受けて、山口宇部パワーは、環境影響評価準備書の取り下げだけでなく、計画を白紙撤回すべきだと思います。
地球温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」にもとづき、政府が国連に提出を求められている温室効果ガス排出抑制についての長期戦略案が公表されました。
長期戦略案には、「脱炭素化」を掲げているものの、CO2排出が多い石炭火力発電をやめる方向は示していません。
世界は、「脱炭素化」を明確にしており、「石炭火力発電所の全廃」を選択する国がヨーロッパを中心に増加しています。
日本も一日も早く石炭火力発電所をやめる方向に足を踏み出す時です。
長期戦略に石炭火力発電所をやめることを明記すべきです。
山口宇部パワーが環境影響評価準備を取り下げるかどうかの事実関係の調査を県環境部に依頼しました。
私は、先の県議会議員選挙で、「環境先進都市・宇部市に石炭火力発電所は相応しくない」ことを繰り返し訴えてきました。
今後の動向を見守りながら、引き続き、宇部市に石炭火力発電所はいらないの主張を行っていきたいと思います。
宇部市で石炭火力発電所の建設を進めていた親会社の一つである大阪ガスが、計画から撤退しました。
皆さんは、この問題をどのよにお考えですか、ご意見をお聞かせ下さい。
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